石巻市では、当初は1万戸の建設を予定していた仮設住宅は、民間賃貸住宅の「みなし仮設住宅扱い」が認められた為、7,122戸に変更して建設されました。予定より少ない数になったにもかかわらず、被災3県の市町村の中では石巻市が最大の建設数となります。
震災から3年7ヶ月経過した2014年10月現在、6,042戸に13,554人が暮らしています。ピーク時と比べると、自力再建を果たした住民・災害公営住宅に入居した住民などを含む3,234人が退去しています。
石巻市では仮の住まいから安心して暮らせる住まいへの移行のため、4,000戸の災害公営住宅の建設を目指しています。これまで民間賃貸住宅など149戸を借り上げ、供給しています。計画では、市街地39箇所に3,101戸を建設し、そのうち来年3月末までに1,351戸の供給を目指していますが、資材費や人件費の高騰などもあり復興工事そのものが遅れています。
【石巻市中里南地区の災害公営住宅】
震災から3年7ヶ月が経過し、仮設住宅では建物の老朽化や自治会運営の困難が生じているところも見られ、また、移転先である復興公営住宅での生活の不安など、新たな問題も発生しています。特に高齢者が多い仮設住宅においては、近隣住民が転居したことによる孤独感や焦燥感、日々の生活や今後の生活への不安を抱えている方々が多く見受けられます。
ジェンでは、不定期に、仮設住宅の住民との交流会を行っています。参加した方は「住民らと一緒に作業をし、共に食事を作って昼食会で互いに話し合うことなどで、気づきや学びがある」と話しています。
【万石浦仮設住宅のみなさんから話を聞く企業の方々】
【企業の皆さんとの交流会の様子】
今後、仮設住宅から災害公営住宅などへの転居が進んでいくことになります。
ジェンでは、人々が明るく前向きに暮らしていけるよう、これからも継続して活動して参ります。
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