8月20日・21日、1泊2日の日程で第3回「ふるさと親子カレッジ」を開催しました。
「ふるさと親子カレッジ」は石巻市の歴史や魅力を再認識する事、親子の絆を深めることを目的として、石巻市、石巻市教育委員会、石巻日日新聞に後援頂き、JENが主催している親子の野外学校です。
今回は石巻の離島である【網地島(あじしま)】での海水浴とキャンプ体験を実施しました。島の西部にある「網地白浜海水浴場」は、遠浅でエメラルドグリーンに輝き海の透明度は東北有数を誇ります。この海水浴場は震災時の津波によって大打撃を受けましたが、島の住民や全国のボランティアの協力で、昨夏に再びオープンすることができました。
心配した天気も、網地島に到着すると晴れあがり、絶好の海水浴日和となりました。
震災後、海に行くのを避けていた子どももいましたが、海を目の前にすると急いで準備運動を済ませ海へ飛び込んでいきました。保護者も子どもたちと一緒に楽しみました。
今回の宿泊施設である『島の楽校』は、自然環境に恵まれた網地島での合宿生活を通じて、心身ともに健全な児童生徒を育てることを目的として、2000年に閉校となった旧網長中学校の校舎を全面改装して2002年にオープンした施設です。
この施設の基本的なルールは、「集団生活における自活」となっていて、
本企画の中ではそのルールに合わせ、全員で役割分担を決め、食事の準備を行い、一緒に食べて、全員で後片付けを行いました。食事終了後には、子どもたちが楽しみにしていた花火大会を行い1日目が終了しました。子どもたちは海水浴の疲れもあったのか早く眠りについたようでした。
活動後の保護者の方へのアンケートにて「イベントへの参加動機」について伺ったところ、
「震災後激減した遊ぶ機会を与えたい」「子どもから参加したいといわれた」といった回答がみられました。
「参加後の児童の変化」については、「積極性の向上が見られた」という意見や「震災で受けた精神的なダメージが緩和されてきた」など前向きな意見が多く見受けられました。
2日目の朝食も全員で食事の準備や後片付けを行いました。1日目と比べると子どもたちの自主性がとても上がったように見受けられ、保護者はもちろんジェンスタッフも子どもたちの成長する様子を目にし、活動の意義を感じることができました。最後は参加者全員で白浜海水浴場ビーチクリーンを行い終了しました。
ジェンは、これからも復興の担い手である子どもたちが元気に育つ環境づくりの一環として「ふるさと親子カレッジ」に取り組んでまいります。
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