これまで3年以上ジェンのボランティア宿舎として活用してきた“渡波ウス(わたのはうす)”が、8月末で閉鎖することになりました。ここは、震災から1か月余りの2011年4月18日から、石巻の中心部から牡鹿半島への途中に位置する渡波(わたのは)地区の古民家を全国から支援活動に参加してくださった方のために確保した宿舎です。
【現在の“ワタノハウス”の様子】
ジェンでは、これまで延べ13,200人を超えるボランティアを受入し、瓦礫撤去や泥だし、そして漁業支援活動など、被災した住民の自立につながる活動を行ってきました。震災当時は宿泊できる場所が少なく、多くのボランティアが“ワタノハウス”に宿泊しました。ボランティアの中には20回を超えるリピーターや、また1ヶ月以上も長期滞在した方もいました。多い日には30人を超えるボランティアが寝袋で宿泊していました。
【“ワタノハウス”の脇で集合写真を撮るボランティア】
2013年1月にはシャワーが整備されたもののそれまではお風呂もなく、掃除機と別の家電品を一緒に使用するとすぐにブレーカーが落ちたりしましたが、それでもボランティア同士が“ワタノハウス”で出合い、一緒に作業をし、1日の活動後には一緒に鍋を囲み冷えた体を温め、意気投合して交流を深めるなど様々な交流の場にもなっていました。
宿舎に置かれていたメッセージブックには多くのメッセージが残されており、被災地石巻のことを思うことだけでなく、ジェンスタッフを気遣うメッセージなども見受けられ、思わず目が潤みました。
【様々な国と地域のボランティアが居間で記念撮影】
【“ワタノハウス”の脇にある樹齢数百年のけやきの樹】
“ワタノハウス”はなくなりますが、“ワタノハウス”での思い出は、石巻でボランティアしたことや様々な交流の思い出と共にいつまでも多くのボランティアの心の中に残り続けることでしょう。
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