牡鹿半島では震災を機に、支援・ボランティア等、多くの人が浜を訪れるようになりました。
「浜へ行こう!」は、それらの支援者の皆さまに対して“感謝の思いを伝えたい”そしてこれからも“よりたくさんの人との交流を続けていきたい”という浜の皆さんの思いから『未来の浜づくりのための交流の場』として2012年末から始まった浜の新しい取り組みです。
浜の住民による実行委員会が主催し、JENは運営のサポートを行っています。漁業の醍醐味や春夏秋冬の牡鹿半島の魅力を知って頂くとともに、牡鹿半島や復興についてじっくり話し合える場を含んだ内容となっています。
【漁業体験のあとにみんなで記念撮影】
今回は、6月に開催された第8回「浜へ行こう!」に参加された方々についてご紹介いたします。参加者は、東京をはじめ千葉や神奈川、遠くは神戸や北海道から集まってくださいました。
1泊2日の日程の中で、牡鹿半島の住民と交流するだけでなく、参加された方々同士の交流にも発展していきました。住民との交流から、震災時の体験を聞き、復興に前向きに取り組む姿を目にし、メディアからは伝わってこない現地の様子を知りました。体験後には、今後の「浜へ行こう!」での再会を約束する参加者や住民の姿が見受けられました。
今回参加された方の声を拾い集めると、
・東北でのボランティアを前々からしたかったが、「浜へ行こう!」なら体験型であり自分でも楽しんで始められるかなと思ったので参加しました。
・震災の話を実際に聞くことができ、メディアを通して聞くのとは全然ちがうと思いました。
・地域の方と交流できるというのが最大の魅力でした。みなさんとても優しくあたたかく、牡鹿が大好きになりました。
・祭りへの参加ができるボランティアは珍しく、住民同士が協力する場となっており、住民の笑顔がみられたのが印象的だった。
等々、参加したことによる「気づき」や「学び」がたくさんあったようです。
次回は、7月12日~13日に離島の網地島(あじしま)で開催されます。本当にきれいな島の自然とどこまでも青い海を見に来てください。
あなたも、ボランティアに代わる新しい復興支援の「浜へ行こう!」に参加して、東日本大震災から3年経過した、牡鹿半島の「今」を、体感してください。
みなさまの「浜へ行こう!」への参加を、お待ちしています。
●今後の予定
第10回 2014年7月19日(土)-20日(日)
鮎川(地元海産物の昼食)+谷川浜(ホヤ・ホタテの漁業体験)+大原浜(伝統的な祭りで神輿体験) ※終了しました
第11回 2014年8月9日(土)-10日(日)
網地島に船で渡り(地域清掃・漁業体験・海水浴)
第12回 2014年9月8日(月) – 9日(火)
荻浜の伝統的な祭りの準備・清掃と祭り参加(神輿担ぎ・直会<なおらい>など)