東北支援速報

南三陸町で新入社員研修のコーディネートを行いました

2014.06.19

株式会社リコーの新入社員研修が南三陸町で行われました。
今年で3年目を迎え、南三陸町でもすっかり定着してきました。

今年、4月のA日程では113名、5月のB日程では110名、総勢223名が参加しました。
研修生は、南三陸町の9つの浜に分かれ、それぞれメカブの出荷作業や養殖いかだ用のおもりづくりなどの漁業支援活動を、4日間同じ浜で行いました。

【新入社員による、メカブ削ぎの漁業支援活動】
140619 ①メカブ削ぎIMG_3431
【活動後には宿舎に戻って活動を振り返り、目標の設定を行います。】
140619 ②目標設定IMG_3494

浜の方々は、何事にも一生懸命に取り組む研修生が来るのを毎年楽しみにされていて、作業による人的貢献と同時に、交流の機会、お互いにとっての貴重な学びの機会となっています。

B日程の活動最終日には、株式会社リコーが3年継続した漁業支援に対し、宮城県漁業協同組合志津川支所より感謝状が贈られました。志津川支所の佐々木委員長より、「皆様の支援により南三陸町の漁業も徐々に回復してきております。復興を成し遂げるまで頑張ります」と挨拶がありました。

【漁師さんと別れを惜しむA日程の研修生たち:本浜・大森浜】
140619 ③別れを惜しむIMG_2832
【4日間で2,300個ものサンドバックを制作した研修生:水戸辺浜】
140619 ④研修生たちIMG_3544
【南三陸町の荒島をバックにした研修生】
140619 ⑤集合IMG_3390

初めて“被災地”を訪れた研修生にとって、瓦礫が撤去された後に土盛り用の土が渦高く積まれた状況を見ただけで、被災地の現況を理解することはなかなか難しくなってきています。
そんな中で、彼らが現地の人々と共に、自分自身の身体を動かし、語り部のお話を聞き、風の音や潮の匂いを感じ、自分の目で今の東北を見る経験をすることは、貴重な学びの機会となり、これから始まる長い社会人生活での原体験となることでしょう。

研修を終えた後も、被災地の未来に思いを馳せ、そして世界中の困難な状況に置かれた人々に心を寄せ続けてくれることを、心から願います。

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