先週に引き続き、活動が大きな広がりを見せている、「つながる花壇づくり」についてご紹介します。
この活動は、石巻市門脇地区で「灰色になった街を花で彩りたい」という子どもたちの思いにJENが共感し、多くのボランティアや市民の方々のご協力で花壇をつくるものです。第一回目の様子は、こちら。
6月26日、体験学習で石巻を訪れた栃木県作新学院中等部2年生の生徒148人が、石巻市門脇地区に到着しました。出迎えたのは門脇中学校2年生の生徒107人です。
この日、作新学院の生徒たちは「少しでも復興の力になりたい」と花壇作りのボランティアにやってきてくれたのです。
みんなで生い茂った雑草を丁寧に取り、土運びには男子生徒が活躍!生徒たちの手でヒマワリやマリーゴールドなど約1500株が植えられました。
生徒たちは作業をしながら徐々に打ち解け、おしゃべりも盛り上がっている様子でした。
もともと、この花壇作りは門脇中学校の「私たちにできる石巻復興計画」という総合学習のなかで、門脇小学校の周りに花を植えたいというアイデアが出たことが発端です。
これまでは校庭の再整備の計画もあり、学校での活動がなかなか出来ませんでしたが、最近になって小学校での植栽の許可が下り、この日ついに生徒たちの願いがかないました。
正門前を中心に色とりどりの花が植えられて、門脇小学校周辺に彩りが加わり、きれいな花壇が出来上がりました。
作業後、門脇中から作新学院に、この日掘り上げたチューリップの球根の半分が贈られ、それぞれの地で花を咲かせることを約束しました。そして作新学院からは、復興応援ソング「花は咲く」の合唱のプレゼントがありました。さらに「吹き起こせ!門脇の風」という横断幕まで用意してくれていました!
思いのこもった花壇の前に、子どもたちの澄み渡った歌声が響き、本当に感動的な場面でした。
【みなさんお疲れ様!】
この日だけで門脇に15個の鮮やかな花壇が出来ました。住民の方から「きれいな花壇を作ってくれてありがとう」とお礼の言葉もいただき、活動が広くつながり始めているのと同時に、人と人をつなげることができているのかな、と感じました。JENは、今後も生徒たちや地域の方々と共につながる花壇作りに取り組んでいきますので、ご支援よろしくお願いいたします。
【JENでは、東北の復興支援へ、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】