東北支援速報

120人がつながった門脇花壇づくり~ボランティア延べ参加者数1万人突破~

2013.06.27

石巻市立門脇中学校の生徒たちの「灰色の街を彩りあるものにしたい」という思いに共感し、2012年11月に始まった門脇地区での「つながる花壇作り」が、現在、大きな広がりを見せています。
6月22日、この活動を知った栃木県那須烏山市のボランティア団体「チーム龍JIN」のご協力で、那須烏山市のすべての小中学校、高校の計9校から児童や生徒など約100人が訪れ、植栽活動を行いました。

【午前5時半に出発し、石巻まで駆けつけてくれました】

花の苗には、那須烏山市各校の生徒たちが育てた約3000株が使われました。
この日は天気もよく、みなさんは汗だくになりながら、土を掘り返したり、がれきを拾ったりしたあと、ヒマワリなどを丁寧に植えていました。

【右から2番目の方は、那須烏山市の大谷範雄市長です】

那須烏山市は栃木県で唯一仮設住宅が設置された市で、東日本大震災では2人の方が命を落とされたそうです。
参加した子どもたちは近くに設置されている「がんばろう!石巻」の看板前に献花し、手を合わせてくれました。ある生徒さんからは「花を植える事で石巻の人を笑顔に出来たら嬉しいです」と言ってもらいました。

地元石巻からは、宮城キンボールスポーツクラブに所属する子どもたちや保護者24人が花壇作りに参加しました。大きなボールをモチーフにしたデザインのカラフルな円形花壇です。

【枠をボールの形に並べます】

【色鮮やかな花壇です】

子どもたちが一生懸命作業をしてくれたので、すてきな花壇があっという間にできあがりました。

【みんなで「できたぞー!」のポーズ】

花を植えた土地は、震災前は住宅が建っていた場所です。この活動はボランティアさんや市民団体はもちろん、以前に住んでいた方や地権者の方のご協力のおかげで、少しずつ門脇中学校の生徒たちの思いがつながってきています。
26日には、体験学習で石巻を訪れる栃木県作新学院中等部2年生の生徒約150人が、門脇中学校の生徒約100人と一緒に活動します。
花が咲き誇っている今の門脇地区をぜひ見に来ていただきたいと思います。

そしてこの日、緊急期から行ってきたJENの東北復興支援ボランティアは、述べ参加者数が1万人を越えました。
これだけ多くの方々にご参加いただいたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。
JENは今後も生徒たちとの花壇作りをはじめ、ボランティアの派遣や外部や石巻の地域間交流のためのイベント実施など、地域復興につながる活動を今後も継続して行っていきますので、ご支援よろしくお願いいたします。

【JENでは、東北の復興支援へ、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】