JENでは仮設住宅への継続的な支援として、団地自治会と協働して防災訓練を行っています。
今回は、その一環として行われた炊き出し訓練の様子をお伝えします。
大きな災害が発生した場合、津波や火災などによる直接の被害がなくても、発災後3日間は、ライフラインの寸断や物流の停止などの影響により、公の支援は期待できません。
何かしらの外部からの支援が入るまでの間は、自助、そしてコミュニティ単位での共助が大切となります。
仮設住宅団地は、基本的に津波の浸水被害のなかった区域に建てられていますが、複数の地域から抽選によってばらばらに入居している場合も多くあります。複数の地域から集まった人々が、いざというときに共助の力を発揮できるよう、準備しておく必要があるのです。
避難訓練、救急救命訓練と合わせ、今回の炊き出し訓練は、団地で行う訓練としては3回目でした。
【集会所に集まった団地入居者のみなさん】
今回の炊き出し訓練は、地域防災および緊急時の炊き出しを専門とされているNPO法人camper(キャンパー)さんの指導のもと行われました。炊き出しの訓練には石巻の現地JENスタッフも参加しました。
【調理開始!】
参加した住民の方からは、
「地域防災の視点から、炊き出しの考え方を知ることができてよかった」
「団地のイベントとして、訓練を兼ねて定期的に行うことが出来たらいいのではと感じた」
といった感想が聞かれました。
今回の震災をきっかけに、地域防災、コミュニティでの共助の大切さがあらためて注目されています。JENは、地域の人々がお互いに支え合い、その力を発揮することができるような社会の実現を目指して、地域コミュニティへの支援活動に引き続き取り組んでいきます。
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