快晴に恵まれた5月26日(土)、牡鹿半島の東浜小学校で、小学生と幼稚園生の合同運動会が開催されました。
運動会には地域の人たちも大勢集まり、JEN支援活動にご協力いただいているUBS証券株式会社の皆さんもかけつけ、JENスタッフとともに運動会のお手伝いをしてくださいました。
東浜小学校の在校生は22名。小さな学校ですが、校内には幼稚園が併設されており、皆とても仲良しです。グラウンドにいくつもの大漁旗が風にそよぐなか、地域の人たちからの熱い声援をうけた子どもたちは、目を輝かせて競技にのぞんでいました。
【「がんばれ!」声援が響きます】
さまざまな競技のあと、在校生による「獅子風流(ししふり)」が披露されました。大漁や五穀豊穣などの願いが込められた獅子風流を小学生たちも受け継ぎ、獅子は息を吹き込まれたように踊りだします。
【獅子風流の様子〜囃子が鳴り響きます】
玉入れ、綱引きやリレー競技にはUBSの皆さんとJENスタッフも参加させていただきました。リレーはどのチームも気合い十分で、表情は真剣そのものです。
「ほら、いけ!」「がんばれ!」と観客席からの大声援をうけ、JENスタッフも次々とバトンをつないで走っていきます。しかし地域の人たちの足の速さには感服でした。観客席からは「お疲れさま!」と温かい声援や拍手がおこり、地域の皆さんとの一体感を感じました。
この日、復興Tシャツを着ている人を多く目にするなか、「おだづなよ 津波!」の文字が。「おだづなよ 津波!」には「ふざけるなよ 津波!」の気持ちが込められています。この言葉には、津波で多くを失っても負けない浜の人たちの気概とたくましさを感じました。
復興のバトンは、いつか小学生たちへと継がれていきます。東浜の各地に大漁旗のあがる日を心待ちにし、これからもJENは地域の皆さんとともに歩んでいきます。