3月3日(土)、牡鹿半島東浜小学校にて、「東浜地区災害復興祭」が行われました。元東浜災害対策本部の方々が、今までお世話になった各支援団体や自衛隊へ感謝の意を表したい、ということで主催し、JENも招待客の一員としてお招きにあずかりました。
5つの浜から成る東浜地区は、石巻でも特に被害の大きい地区のひとつです。この場所とJENとの関わりは、緊急時の物資配布から始まりました。
全国から寄せられた長靴・スコップなどの汚泥撤去道具の配布 。株式会社ファーストリテイリング(ユニクロ)様からご提供を受けた衣類の配布。全国から集まってくださったボランティアの皆さんと共に家屋の泥出し。小学校での人形作り 。資生堂様による美容エステボランティア。夏には野菜支援や漁業支援 。災害対策本部の解散後も、引き続き漁業支援 を行っています。
さて、お祭り当日。会場に到着した私たちをお出迎えしてくれたのは、東浜の住民の皆さまの温かい笑顔と、養殖再開を果たした牡蠣のおいしそうな磯の香りでした。
【この時期が一番おいしいという牡蠣を炭火焼きで】
かつては地震で天井が落ちていた中で物資配布を行っていた体育館も、復旧し、もとの姿に戻りました。
【きれいになった天井】
1分間の黙とうを捧げた後、「今までのたくさんの支援に心から感謝している。今後も絆を大切にし、復興への道を歩んでいきたい」と、元東浜地区災害対策本部長の豊島さんが開会のご挨拶をされました。
【着ているベストにはびっしりと応援メッセージが】
お祭りでは歌や踊りに太鼓の演奏、とれたての牡蠣やワカメを使った料理がふるまわれ、会場に訪れた約160名の招待客を楽しませてくれ ました。
【幸せを呼ぶといわれる地元の伝統芸能「獅子風流(ししふり)」】
【会場に鳴り響く太鼓とお囃子】
【お母さんたちからも黄色い声援が】
また、天候の都合により急きょこの体育館へ会場変更ということで、兵庫県芦屋市からお隣の荻浜小学校野球チームへのユニフォームの贈呈式も行われました。思いがけず、もう一つの心温まる絆の物語に立ち会うことができました。
【ユニフォームを受け取る子どもたち】
浜の方々との楽しい交流のひとときは、福貴浦区長の阿部さんのご挨拶で締めくくられました。「本当に大変なのはこれからだ。皆で一致団結し、乗り越えていこう」とのお言葉に、改めて身の引き締まる思いがしました。
【全員で力強く拳を上げて閉幕】
あの日から1年が経ちました。だいぶ復旧が進んだとはいえ、まだまだ至る所に震災の爪痕が色濃く残っています。課題は山積みだけれども、1歩ずつ、前へ進もう。JENはこれからも浜の皆さんの自立のために支援を続けていきます。
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口座名 JEN
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