東北支援速報

男の介護教室&男性介護者の全国ネットワーク 第1回東北大会

2017.09.28

JENは石巻市のケアマネージャー、医師、歯科専門家等で構成される「男の介護教室」を通じて、男性介護者の支援をしてきました。

今回は、9月2日に開催しました「男の介護教室&男性介護者の全国ネットワーク第1回東北大会」をサポートしたJENインターンが報告します。

男性介護者をどのように専門職や地域で支えられるか、介護者が取り残されることのない社会の構築への課題を共有し、解決策を探るために東北で初となるイベントを宮城県塩籠市で開催しました。

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【登壇者の方々(右から、清川氏、高室氏、津止氏、河瀬氏)】

前半では「男の介護教室」代表の河瀬歯科医師による、事業紹介など、男性介護者の置かれた状況やかかわり方を深く理解する4つの講義があり、登壇者の方々は様々な側面から介護に関わっており、男性介護者の現状のお話や、実際の事例紹介をしてくださいました。

続く後半ではJENの東北事業統括である高橋によるワークショップを行いました。
ワークショップでは、数人のグループに分かれ、介護の現状と理想の状態、課題と理想の状態に近づくための取組みを話合い、最後に各グループの取組みについて発表しました。

参加者は、家族を介護している当事者、医師、看護師、栄養士、社会福祉士、地域包括支援センター職員、社会福祉協議会職員など、多岐に渡っており様々な情報共有や意見交換がなされていました。

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【講演中の様子】

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【ワークショップの様子】

参加者へのアンケート結果からは、今回の講演内容の学びだけでなく、講演やワークショップを通じて自身が介護に関して考える時間をもてたこと、それを他者と共有できたことが大きな学びであったとの声も多く寄せられました。

今後開催してほしい企画についても、多くの意見をよせていただきました。

内容が盛りだくさんな一日となりましたが、ご参加いただいたみなさま誠にありがとうございました!

今回、家族を介護している当事者だけでなく、様々な立場から介護に関わる方々のお話しを窺うことができ、より現実的に介護の現実を感じ、社会全体で支援していかなければならない大きな課題であると実感しました。

一方で、社会の介護支援に対する最新の動向も感じられ、社会全体でみんなが自分事として捉え、取り組んでいかなければならないと思いました。

 

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