入念に調査し、何度も関係者と話し合ったうえで計画した事業。
それでも予想していなかったトラブル起きたり、逆におもがけない効果が表れたりすることがあります。
事業実施の責任者は、そのような兆候をしっかりととらえ、事業の効果を最大限にして、対象地域がよりよくなるようにする義務を負っています。
そのために重要なのが「モニタリング」です。「モニタリング=観察」は文字通り、事業実施中に客観的に事業を観察することです。
モニタリングで得られた結果をもとに、活動を適宜適切に改善したり変更したりすることで、よりよい結果がうまれます。
2017年7月5日、JENの主催で盛岡にて、プロジェクト・サイクルマネジメント (PCM)の手法に基づくモニタリングの研修を実施しました。
4月に開始した「計画編」に続く第二弾で、東北で、ひとり親家庭の支援、中高生や若手女性による地域づくり支援などを行うJENのパートナー団体とその関係者約15人が参加しました。
講師の (特活) PCM Tokyo 代表の三好 崇弘氏より、モニタリングで成否を測る「指標」は具体的で、かつ事業実施や参加者に過度な負担をかけない方法を考えること欠かせないが強調されました。
そして、それ以前に重要なことが、事業の設計が、論理的にきちんとなされているかが重要であり、
それができていないとモニタリング指標の設定自体が的外れになってしまうことが伝えられました。
JENのパートナー団体の方々は既に、しっかりとした事業計画をつくり、モニタリグに取り組みながら、事業の成果をあげていますが、今回の研修であらためて自らの経験をPCMの枠組みにあてはめてブラッシュアップすることができました。
参加者からは、
「関係者が多い事業だからこそ、モニタリング結果の共有をきちんとしていくことが重要だと思った」。
「今回の研修でさらに考えが整理された。すぐに事業の改善に活かしていきたい」。
といったコメントが寄せられました。
引き続き、JENはパートナー団体と共に歩みながら、よりインパクトの出せる事業づくりをお手伝いして参ります。
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