東北支援速報

地域課題、社会的課題の解決を目指して ~SAVE TAKATA~

2015.12.17

今年10月から、JENの新たな支援の形として、岩手県、宮城県、福島県で長期的な課題解決のために地域で活動する団体等とのパートナーシップによる支援を行っています。

今回はパートナーのひとつ、岩手県陸前高田市の「一般社団法人SAVE TAKATA」をご紹介します。

SAVE TAKATAは、2011.3.11 東日本大震災発災時、東京で働いていた佐々木信秋代表(陸前高田市出身)が、東京にいる同郷の仲間たちと、「帰って自分たちの目で確認しよう!」と車に積めるだけ物資を積み、ホームページを立ち上げ情報をシェアした緊急期のボランティア活動がきっかけとなり、設立されました。

震災前から人口減少傾向にあった陸前高田市は、震災によって若い世代が地域を去り、さらに少子高齢化が進みました。

現在、SAVE TAKATAはリンゴの加工品生産と販売を通じた農家の支援、農業体験を含む若年無業者の自立支援、情報技術(IT)の若者へのトレーニング、学生ボランティアの活動サポートを軸とし、「就農者 + 就労者 + 定住者 = 人の創出」という視点から、地域課題(高齢化、若者流出)、社会的課題(若年無業者)の解決をめざして活動しています。

【SAVE TAKATAのみなさん】
20151217_TH_01(©SAVE TAKATA)

【SAVE TAKATA農業の支援】
20151217_TH_02(©SAVE TAKATA)

SAVE TAKATAは、若い世代の人たちが希望を持って暮らしていける地域づくりのために、JENとのパートナーシップの下、今までの活動をさらに強化するべく、同じように人口減少に直面しながら地域の人々の力でまちづくりを進めた日本の他の地域の視察などを行い、新規事業の案を詰めています。これからも随時最新情報を伝えて参ります。

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