この9月11日で東日本大震災から4年半を迎え、月日が過ぎて行く速さを実感します。
この4年半で、甚大な被害を受けた石巻市も復旧しつつあります。
市内の小・中学校も校舎の修繕工事が終了し、仮設校舎での不便な環境から、新しく生まれ変わった校舎での生活にもどりました。
市の主幹産業でもある漁業に関しては、震災前の8割まで回復した水揚げ高に対応すべく、世界一の規模に生まれ変わった「石巻魚市場」も完成しました。
沿岸部の工事や復興住宅建設も急ピッチで進められ、様々な支援団体から新しい街づくりに向けた取り組みも見られます。
石巻では、平成29年度までに4,500戸の災害公営住宅を整備する計画で工事が進められていますが、市全域には未だに仮設住宅が133ヶ所あり、8月1日現在で4,988世帯が不便な生活を続けている現状があります。
日々居住者が減って行く仮設団地では閑散としているところが増え、公営住宅への移住後も受入態勢が出来ている地域と、新しく町内会づくりが必要な地域との差が出てきています。
年内は仮設住宅の集約化はありませんが、今後必要に迫られることは予想されるため、住民の不安の声も聞かれます。
日々成長を遂げる街の姿を目にしますが、被災地に暮らす人々の感覚では「復興はまだまだ」という思いが感じられます。1日も早く心から安心して過ごせる日が訪れるよう、JENは、地域の方々を応援して行きます。
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