JENでは、昨年より石巻の各浜においてさまざまな漁業支援活動を行っています。
今回は、JF石巻地区支所管内の石巻10浜での取り組みのご紹介、第2弾です。
石巻10浜へのこれまでの支援についてはこちらをご覧ください。
浜への“番屋”設置第一号が、先日、桃浦にて行われました。
【設置前に、安全祈願】
さて、“番屋”とは、休憩や作業をする場所や小屋、という意味の漁師ことばです。
写真のとおり、桃浦は港湾施設、住居のほとんどが津波によって壊滅的な被害を受けました。
現在、桃浦では16軒の漁師さんが漁業再開へ向けて働いています。その全員が浜から離れた仮設住宅や民間借り上げ住宅で生活を送っています。中には、80㎞離れた仙台市内から通っている方もいます。
これから本格的な夏がやってきますが、通いで仕事をしている漁師さんたちには、お昼休憩をする場所さえありませんでした。
番屋は港の正面に建てられました。そこは、かつて漁協の建物があった場所です。
「これで夏の間も落ち着いて仕事ができるよ。ありがとう!」
【「ありがとう」 固い握手を交わしました。】
皆さんの笑顔を胸に、JENはこれからも継続的な自立支援活動を行っていきます。各浜への番屋の設置は桃浦を皮切りに、共同利用を含め5か所で予定されています。
その様子は、順次支援速報でお伝えしていく予定です。
【桃浦の皆さんと、記念撮影】
==== 緊急募金を受け付けています。 ↓↓↓↓↓↓↓
○郵便振替口座 00170-2-538657
口座名 JEN
通信欄に「東日本大震災」と記載ください。
○クレジットカード:http://bit.ly/c7R8iA
プルダウンメニューから「東日本大震災」をお選びください。
その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、ジェン東京本部(03-5225-9352 担当:富田、浅川)までお問い合わせください。
日和大橋を渡ると見えてくる、あの巨大缶詰。
「被害の象徴として残しておきたい」という意見もあれば、
「見るたびに津波を思い出す」という声も多数あったことを受け、
本日、解体工事が始まりました。
朝9時前から始まった解体工事。
お昼前には既に巨体は運びだされていました。
宮城県は牡蠣養殖の全国でも有名な産地ですが、毎年春から夏にかけて、牡鹿半島の東浜や表浜を中心に、シャコエビ漁が行われます。お寿司のネタでおなじみ、あのシャコです。
しかし、シャコ漁のための網は、そのほとんどが津波によって流されてしまいました。さらに震災後、漁網は全国的な品薄状態が続いており、新たに購入することもままならないような状況でした。
そこでJENでは昨年10月から、浜の人たちに網の材料を提供して編んでいただき、編みあがった網を漁師さんに使ってもらう、という収入創出事業を始めました。
完成した漁網はいったんJENで買い取り、その後、各漁協支部を通じて漁師さんたちに公平に分配されます。
こうすることで、漁網を編む人と、それを使って漁を行う人、それぞれに収入をもたらすことが出来るのです。さらに、ベテラン漁師さんが若い人たちに編み方を教えながら作業をすることで、漁網を編む技術の伝承、世代間の交流などの効果も生まれます。
シャコエビは活魚として生きたまま、市場へ出荷しますが、それに欠かせない“スカイタンク”の支援も行っています。スカイタンク支援については、こちら(5月の支援速報 お〜い、スカイタンクが来たぞ!をご覧ください)
例年は4月中ごろから漁期に入るのですが、今年は海水温が低かったため、5月中旬頃から本格的な漁が始まりました。
6月21日朝、漁師さんから、「シャコエビがいっぱい揚がったよ!」という一報が入り、さっそく様子を確認してきました。
【水揚げされたばかりのシャコエビ】
【一つ一つ、網から外していきます。】
シャコの市場価格は、今年は例年の2〜3倍 となっています。この日は大漁で、一軒あたり50kg前後の水揚げがあったそうです。主な収入源である養殖漁業は、実際に商品として出荷するまでに何年もかかります。すぐに“出荷できる”“収入になる”ことに、漁師さんたちは手応えを感じている様子でした。
【“仕事ができる”ことが本当にありがたい】
「100反以上あった網がすべて流されてしまった」という写真の狐崎浜の平塚さんご夫婦は、「網の支援のおかげで、こうして“漁ができる”ことが本当にありがたいの」と話してくださいました。
シャコエビ漁網の支援は、今回取材した東浜のほか、表浜でも行っています。
次回は第二弾として、表浜を舞台に、船の上から、実際の漁の様子をお伝えする予定です。
【台風一過。浜には青空が広がっていました】
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牡鹿半島の大原浜の夏祭りは7月に予定されております。この夏祭りに「ゆかた」で参加したいという住民らの自発的な気持ちを支えるため、ジェンは、石巻市内の被災した呉服店から反物を25反購入し、地域の仮設住宅や被災した住宅の住民たちに渡しました。そして、6月13日(水)に大原集会所で「ゆかた作り」が始まりました。
【大原集会所でのゆかた作り】
「くげ台がないと縫うのひどいんだよね」。「私、初めて縫うから分からないの」と言いながら楽しんでいました。
「ゆかた」を作るための道具もいろいろあるそうで、無ければ無いなりにお互いに協力して作っていました。
【ここはどうするの?】
夏祭りまであと1月、それぞれ自分用、お孫さん用の「ゆかた」の完成まで最後の追い込みです。参加した方は、「さあ頑張るぞ!」 皆さん、頑張りすぎないでくださいね。
集会所の外では、区長さんが火をおこして焼き牡蠣の差し入れです。ジェンのスタッフもごちそうになりました。やっぱり牡蠣はこの食べ方が最高!
【焼き牡蠣】
ジェンは、これからもコミュニティ支援を通じて地域復興支援活動を継続していきます。
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このたびの台風4号により被害を受けられた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
台風4号接近による石巻の状況について、ご報告いたします。
19日、石巻市では沿岸部を中心に約4300世帯1万人に避難勧告が発令されました。台風に伴う暴風雨に加え、20日は満潮の時期も重なっていたため、震災によって地盤が低下した低地での浸水の恐れを考えての行政の対応でした。(参考:河北新報20日朝刊)
JENでは、昨年より石巻の各浜においてさまざまな漁業支援活動を行っています。20日朝、各浜に連絡をとり被害状況を確認しました。東浜の一部の世帯では、昨夜停電があったそうですが、現在は復旧しています。養殖施設等には大きな被害はなかったことを確認し、胸をなでおろしました。牡鹿半島に住んでいるスタッフの話でも、道路の冠水以外には現時点で大きな被害はなかったとのことでした。ただ、一部道路の冠水は今も続いています。
【20日朝 国道398号線 渡波沢田付近。道路が冠水しています】
【20日朝 半島へ向かう山道。 小さな川が出来てしまっています。】
今回の台風4号では大きな被害はなかったものの、上の写真のように、斜面は水分を含み、土砂崩れの危険は依然去っていません。また、山林では倒木が確認されています。台風5号の直撃に備え、準備をする必要があります。
【コンビニの駐車場は海のようです。】
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