石巻市立門脇中学校の生徒たちの「灰色の街を彩りあるものにしたい」という思いに共感し、2012年11月に始まった門脇地区での「つながる花壇作り」が、現在、大きな広がりを見せています。
6月22日、この活動を知った栃木県那須烏山市のボランティア団体「チーム龍JIN」のご協力で、那須烏山市のすべての小中学校、高校の計9校から児童や生徒など約100人が訪れ、植栽活動を行いました。
【午前5時半に出発し、石巻まで駆けつけてくれました】
花の苗には、那須烏山市各校の生徒たちが育てた約3000株が使われました。
この日は天気もよく、みなさんは汗だくになりながら、土を掘り返したり、がれきを拾ったりしたあと、ヒマワリなどを丁寧に植えていました。
那須烏山市は栃木県で唯一仮設住宅が設置された市で、東日本大震災では2人の方が命を落とされたそうです。
参加した子どもたちは近くに設置されている「がんばろう!石巻」の看板前に献花し、手を合わせてくれました。ある生徒さんからは「花を植える事で石巻の人を笑顔に出来たら嬉しいです」と言ってもらいました。
地元石巻からは、宮城キンボールスポーツクラブに所属する子どもたちや保護者24人が花壇作りに参加しました。大きなボールをモチーフにしたデザインのカラフルな円形花壇です。
【枠をボールの形に並べます】
【色鮮やかな花壇です】
子どもたちが一生懸命作業をしてくれたので、すてきな花壇があっという間にできあがりました。
花を植えた土地は、震災前は住宅が建っていた場所です。この活動はボランティアさんや市民団体はもちろん、以前に住んでいた方や地権者の方のご協力のおかげで、少しずつ門脇中学校の生徒たちの思いがつながってきています。
26日には、体験学習で石巻を訪れる栃木県作新学院中等部2年生の生徒約150人が、門脇中学校の生徒約100人と一緒に活動します。
花が咲き誇っている今の門脇地区をぜひ見に来ていただきたいと思います。
そしてこの日、緊急期から行ってきたJENの東北復興支援ボランティアは、述べ参加者数が1万人を越えました。
これだけ多くの方々にご参加いただいたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。
JENは今後も生徒たちとの花壇作りをはじめ、ボランティアの派遣や外部や石巻の地域間交流のためのイベント実施など、地域復興につながる活動を今後も継続して行っていきますので、ご支援よろしくお願いいたします。
【JENでは、東北の復興支援へ、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】
6月12日、6月12日、牡鹿半島の2つの小学校に企業の社員ボランティア17人が訪れ、ボランティア活動をしてくださいました。
「ユニクロ復興応援プロジェクト」の一環として、JENは石巻市で学校の支援をさせて頂いています。
大原小学校では、校庭にある遊具のペンキ塗りを行いました。
さびが出たり、色が落ちたりしてしまった遊具を、みなさんが手や顔、洋服までペンキだらけにしながら黄色や水色、白など鮮やかな色に塗りなおしました。
1日がかりの仕事でしたが、校庭の柵や、サッカーゴール、ベンチ、ジャングルジム、滑り台、うんてい、鉄棒、ブランコ・・・とたくさんの遊具が見事によみがえりました。
【黙々とペンキを塗ります】
【ジャングルジムは7人がかりで、なんとか塗り終えました。】
塗りあがった遊具を見て、子どもたちから「わー、すごい!」と歓声があがっていました!
子どもたちがこの遊具でたくさん遊んでくれることが楽しみです。
お昼に一緒に給食を食べたあと、昼休みにはドッジボールで汗をかきました。
【子どもたちは元気いっぱいに走り回っていました】
一方、荻浜小学校ではプール清掃を行いました。
【汚れたプールをピカピカにしました!】
荻浜小学校は今春、1人が転校したために児童がわずか4人となりました。
宮城県内の小学校では最小の人数だということですが、4人はたくさんの人と触れ合うことが出来てとても楽しかったようです。
震災から2年以上が経過した今、石巻の小学校は学習環境や遊びの環境などに多種多様な課題を抱えています。
子どもたちが少しでも良い環境で学び、元気に遊べるように、JENは今後も支援を続けていきます。
【JENでは、東北の復興支援へ、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】
6月9日、上釜ふれあい公園の13000球のチューリップ(咲いた時の様子はこちら)の球根の掘り起こし作業と、新しい花苗を植える作業を行いました。
【マリーゴールドとシバザクラを植えました】
掘り上げた球根は、また秋に植えるときまで、大切に保管しておきます。
また、作業に参加した町内の方々にも持ち帰っていただき、それぞれに目に見える場所に植えていただくことになりました。
来年の春には、公園で育ったチューリップが、町内のあちこちで咲く姿が見られたらいいなと思っています。
作業には、町内会の役員さんや地域住民、ボランティアはじめ、合わせて約50人が参加し、賑やかな作業になりました。
日差しが厳しい中での作業でしたが、参加いただいたボランティアさんからは、「石巻の人のお話をききながら一緒に作業をすることが出来て、体も動かして、いい休日になりました!」と話してくれました。
今回の植栽作業で植えたマリーゴールド、シバザクラの苗は、「はな・はな・みどり基金」(㈱フェリシモ、フェリシモ基金事務局)のご協力をいただき、実施されました。
ジェンでは、町内のコミュニティ活動や、農地の再生などの活動に取り組んでいます。その過程で、多くの方が関わり、ともに地域の再生を果たしていけるような支援活動を続けていきます。
7月6日・7日には、人口約400人の島、網地島で地域の方との海岸清掃・整備ボランティアを予定しています。(詳しくは、こちら)
ご参加、お待ちしています!
【JENでは、東北の復興支援へ、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】
2013年7月6日(土)〜7月7日(日)のJEN復興支援ボランティア活動は、
石巻市から船でおよそ1時間の沖合に浮かぶ網地島で、1泊2日の海岸清掃及び環境整備を行います。
東北でも有数の透明度を誇る「網地島白浜海水浴場」が7月19日(金)に震災以来2年ぶりに海開きします。その準備のためのボランティア活動を、地元の皆さんと一緒に行いませんか?
1日目の作業終了後、地元の皆さんとの交流会を予定しています。
素晴らしい自然に恵まれた網地島へ、みなさまのご参加をお待ちしております!
1, 内容 : 網地島 白浜海岸の清掃 付近の除草作業
2, 日程 : 2013年7月6日(土)〜7日(日)
3, スケジュール
7月6日(土) | |
8:00 | JEN石巻事務所集合 |
9:00 | 石巻港より網地島に向けて出航 |
10:00 | 網地島宿泊場所(「島の楽校」)到着 |
11:00 | 昼食(交流会を夕方早い時間から始めるので、作業時間を確保するために早めの昼食をとります。) |
12:00 | 作業開始 |
15:30 | 作業終了 宿泊場所へ移動 |
18:00 | 交流会 島の方々との交流会です |
20:00 | 消灯 |
7月7日(日) | |
8:00 | 作業開始 |
12:00 | 作業終了 昼食 |
14:00 | 網地島より石巻に向けて出航 |
15:00 | 石巻港着 解散 |
3,持ち物
汚れてもよい服装(熱中症防止のため帽子、タオル必須)、長靴、軍手、宿泊用品(パジャマ、歯ブラシなど)1日目の昼食、2日目の朝食・昼食
※草刈りは草むらでの作業になるため、長そで、長ズボン(肌を露出しない服装)でご用意ください。
※島内にはパン・菓子・カップラーメン・飲料などを扱う個人商店もございます。
4, 宿泊場所 : 「島の楽校」
シャワールーム完備、冷蔵庫、ガスも使用可能で、自炊環境も整っています。
5,費用 :網地島までの渡航と宿泊に、¥4200程度かかります。下記の費用を各自でお支払いいただきますよう、ご準備をお願いいたします。
(内訳) 「網地島ライン」石巻〜網地島間の往復運賃 2600円
「島の楽校」宿泊費用 1140円
交流会の食材費(1日目の夕食) 460円
ほか、飲み物代は各自でお支払いいただきますので、飲み物代のご用意をお奨めします。
※交流会は共同で夕食作りを行います。食材は準備してあります。実費をご負担いただく形です。
6, 申込方法 : JENボランティア申し込みページからお申し込みください。
JENボランティアへの参加にあたっての諸連絡も、合わせてご確認ください。
(申し込み締め切り 2013年6月28日(金) 18:00)
7, 定員 : 10名 (先着順とさせていただきます。)
8,注意事項 : 石巻〜網地島を結ぶ客船「網地島ライン」は天候や波の状況により、欠航する可能性があります。行きの船が欠航した場合、予定とは違う活動に変更となります。
帰りの船が欠航した場合、次の日以降まで現地に滞在する場合がございますのでご了承ください。船酔いを心配される方は、事前に酔い止めを飲まれることをお勧めします。
〜網地島について〜
石巻市の南東部に位置し、豊かな自然に恵まれた温暖な島。ウニやアワビなどの海産物が有名で、東北でも有数の透明度を誇る白浜海水浴場がある。震災前は観光客で毎年にぎわっていたが、震災により閉鎖。今年の夏に白浜海水浴場が再開の予定。
なお、活動内容は変更になる可能性がございます。なにとぞ、ご協力をよろしくおねがいいたします。
5月24日、JEN石巻事務所に、新しい仲間が増えました!
主にボランティア事業を担当します。今藤です。石巻出身、平成生まれの最年少スタッフです!
「みなさんこんにちは。新しくJEN石巻事務所のスタッフになりました、今藤正太郎(こんどうしょうたろう)です。
地元の復興に関わりたい、さまざまな復興事業を行いたい、という強い思いがあります。実績のある団体であるJENでは、それが出来るのではないかと思っています。
まだ入局したばかりなので、慣れることが先ですが、しっかりと与えられた仕事を全うして、新しいアイデアを出して、実行していきたいと思っています。」
【6月1日は門脇小学校の周囲で花壇整備ボランティア作業を行いました。】
JENでは、被災地内外の「東北の復興の力になりたい!」という思いを持つ人々と、現地のニーズとをつなぎ、ともにあたらしい街をつくっていくことを目指して、ボランティア受け入れ事業を行っています。
今回整地した場所では、6月26日(水)に、門脇中学校2学年の生徒たちと一緒に、花壇作り、植栽作業を行う予定です。当日の作業をお手伝いいただけるボランティアさんも募集しています!
詳細は、こちらをご参照ください。
このほか、6月〜7月は、漁業支援活動、網地島の海岸清掃活動などを予定しています。みなさまのご参加を、スタッフ一同お待ちしています!