1月12、13日の2日間、「石巻日日新聞杯・明治大学付属明治高等学校記念少年少女サッカー大会」が行われました。 昨年に引き続き、2回目の開催となりました。
(昨年の様子はこちら)
今年は、昨年会場となった女川町の総合運動公園が復旧工事中のため、石巻市北村の石巻サッカー協会グラウンドで行われました。
【6年生にとっては最後の大会、熱戦が繰り広げられました】
【紫のユニフォームの明治高校生。審判として活躍しました】
JENでは、主催の石巻サッカー協会、石巻日日新聞社、明治高校とともに、大会運営全般のサポートを行いました。2日間の大会には、石巻市・東松島市・女川町から計12のチームが参加し、熱戦を繰り広げました。
明治高校からはサッカー部員など37名が来石し、審判・記録員として大会の運営にあたりました。同時に、サッカー場に隣接する東北電子工業仮設住宅団地の住民の皆さんとのお汁粉づくりや、子どもたちを対象としたベーゴマの体験、○×クイズ大会などの交流活動を行い、サッカー部以外の生徒も大活躍でした。
【サッカー場に隣接する仮説住宅の住民の方と一緒にお汁粉をつくりました】
明治高校の生徒の皆さんは、大会運営のほか、沿岸部の視察を行い、仮設商店街や石巻市内で実際にお話を聞いたことで、さまざまな気づき、学びを得ることが出来た様子でした。
37人の生徒のリーダーを務めた3年生の土屋弦さんは、「以前に訪れた時と比べて、街なかには活気が戻っているように感じました。ただ、沿岸部にはあまり変わらない光景があって、復興はこれからなのだと感じました。今年は、大会運営のほかにも交流で子どもたちの笑顔を見ることが出来て嬉しかったです。みんなで笑顔になれる雰囲気づくりが、私たちにできることのように感じました」と、感想を話してくれました。
大会自体は、天候不良により2日目の決勝リーグが延期となってしまいましたが、同校の田中徹太郎教頭は、「今年は、サッカー大会の運営に加えて、子どもたちや仮設住宅入居者の方々との交流が出来ました。現代の子どもたちは自分たちの世界に閉じこもりがちなので、人と共感する心を養うことにつながったのではないかと感じています」と、今回の活動を振り返っておられました。
3日間の訪問の中で、高校生たちはたくさんのメッセージを受けとってくれました。今回の経験を生かし、これからの社会を支えていく人材として成長することを期待しています。
※延期した決勝リーグは1月26日(日)に、上釜ふれあい広場で開催される予定です。
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石巻市佐須浜のカキ小屋浜友が、12月15日(日)に今シーズンの営業を開始しました。カキの旬は12月から2月いっぱい目処で、この時期に漁師さんたちが、お客様へ直接焼きガキを提供します。 オープン前日には初積雪の観測があったため客足を心配しましたが、この日は6組13名が来店し、新鮮なカキを楽しんでいきました。
カキは通常、2年間生育してから出荷しますが、佐須浜のカキは1年で出荷することが特長です。1年で出荷することにより、カキの身に味が凝縮していて濃厚でとても美味しいです。石巻地区漁協カキ浜小屋実行委員会代表の細川さんは「まずは、カキそのものの味を楽しんでほしい」と、お客様に勧めていました。
【焼き上がるまで会話を楽しみます】
一番目のお客様は、福島県から石巻に観光で訪れたご夫婦です。焼き上がったカキを細川さんが次々と殻剥きしていきます。プリッとした身のカキを前にお客さんも大喜び。「カキ自体はあまり好きではなかったのですが、ここのカキは甘くて本当に美味しい」と、あっという間に食べ終えていました。
【美味しいカキにお客さんの箸もどんどん進みます】
テーブルを2組で囲んでいたのは静岡と栃木からのお客様です。仕事で石巻を訪れている最中に、カキ小屋の看板を見て来てくださいました。こちらのお客様は、食べ終えたカキの殻に日本酒を注いだり、テーブルに供えられたレモンをかけて味わうなどして、色々な方法でカキを楽しんでおり、「いつも食べているカキと比べると小さいけれど、カキの美味しさがギュッと詰まっていて美味しい。ぜひまた来たい」と話していました。
【カキの味わい方も様々です】
カキ小屋は、佐須浜の漁業関係者や住民の方々が幾度も話し合いを重ね、地域再生の第一歩としてやっとの思いで立ち上げました。少しでも多くの人が訪れるきっかけとなり、ここでしか味わえないカキや、浜の魅力を楽しんでほしいという願いが込められた場所です。冬季限定の味覚を味わうために足を運んでみてはいかがでしょうか。
「佐須のカキ小屋~浜友~」開催中!
場所:宮城県石巻市渡波佐須 JF 石巻地区支所前 サンファンパーク先300m
営業時間:1月・2月の毎週日曜午前11時30分~14時30分
(年始は1月12日から)
お問い合わせ:090-8256-1370 (石巻地区漁協カキ浜小屋実行委員会代表 細川)
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支援者の皆様、
あけまして、おめでとうございます。本年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。
東日本大震災は、各地に甚大な被害をもたらしましたが、震災当初から多くの皆さまのご支援を受けて、東北を中心に被災各地は課題にぶつかりながらも復興に向けて少しずつ前進しています。
発災から2年9か月が経過した現在、JENでは復興の推移に合わせて活動内容を見直し、より効果的な自立支援を行っていきたいと考えています。この活動方針に伴い、ボランティア受入れ活動も、その内容を移行してゆくことになりました。
震災直後から、泥だしに代表されるような人手不足を補う形での活動に、多くの方にご参加頂いて漁業やコミュニティの支援を行ってきました。その結果、多数の被災された方々から、大いに助かった、交流を通じて励まされた、復興に前向きになれる、といったご意見を頂き、ボランティアの皆様が果たして下さった役割の大きさを確信することができました。心より感謝しております。今後のボランティア受入れ活動は、根本的な自立の基礎となるであろう人の流れを呼び込むことをより明確に打ち出し、交流に重点を置いた活動へと内容を移行して参ります。
2014年のボランティア受入れ活動は、未来を強く意識した活動へと変化します。たとえば、作業を通して被災された方々の復興を支える、漁業体験、地域の伝統的な祭りへの参加などです。JENでは、これら、コミュニティの復興に関わる取り組みを、ボランティアと地域の皆さんが共に企画、実施できるよう、支援活動に取り組んでまいります。
今年もボランティア活動への参加を希望される皆様には、ぜひ復興に向けて共に地域を盛り上げて頂き、また、豊かな自然とおいしい海産物に恵まれた東北で様々な経験を楽しんで頂ければ幸いです。そして、皆様お一人おひとりが東北地方の復興大使となって下さるとありがたいです。どうぞよろしくお願い致します。
詳しい日程などは決定次第、JEN公式ホームページに掲載する予定です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
◆お問い合わせ
JENの東北でのボランティア受入れ事業に関してご不明点など、また、グループによる視察、研修、ボランティア交流活動に関しては下記にお問い合わせください。
JEN東北事業部 0225-25-5611
※受付時間:平日9時~18時
volunteer@jen-npo.org 0225-25-5611
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牡鹿半島の美しい夜空を楽しむイベント『おしか星空教室』が、12月22日に石巻市鮎川の牡鹿家族旅行村オートキャンプ場を会場に行われました。当日は、石巻市内から親子での参加を含む23人が参加しました。
このイベントを企画した実行委員長の西村さんは、現在大学3年生。JENボランティアとして石巻に何度も通う中で牡鹿半島の星空の美しさに気づき、“趣味である天体観測を通じて牡鹿半島、石巻の子どもたちに楽しんでもらうイベントを開けないだろうか”と考えました。イベント開催についてご自身が所属している東京大学地文(ちもん)研究会天文部のOBや、天文仲間などに声をかけたところ、19人の学生実行委員が趣旨に賛同し、今回の企画が実現しました。
まず、冬を代表する星座や「冬のダイヤモンド」についての解説を受けたあと、夜空の下で天体望遠鏡を使った木星や星雲の観測を行いました。参加者は、夜空を見上げて教わった星座を探したり、天体望遠鏡で木星や星雲の観察をするなど思い思いに観測を楽しみました。
(実行委員 松野允郁さん撮影)
震災前は牡鹿半島に住んでいたが、いまは市街地に住んでいるという小学校4年生の男の子は「いつもなら見えない星がたくさん見えました。すごく光っていました。望遠鏡を使うことができて楽しかったです。」と目を輝かせていました。
観測を終えると、サンタやトナカイに扮した実行委員が登場!参加者のみなさんに星空の写真とメッセージカードをプレゼントしました。
【サンタさんも登場!】
西村さんは、「今日の星空は、今まで生きてきた中で一番きれいでした。今日この日、同じ星空を見上げた体験を、これから夜空を見上げた時に思い出してくれたらと思います。たくさんの人に楽しんでもらえてよかったです。」とあいさつ。また、「牡鹿半島は人工光の影響が少なく、宮城県内でも有数の天体観測スポット。キャンプ場など滞在のための施設も整っており、もっとたくさんの人が天体観測をきっかけに訪れるようになれば地域の活性化にもつながるのでは。」と話していました。
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◆ジェンでは、引き続き震災復興支援ボランティアを募集しています。9月~12月までの活動予定を更新しています。(詳しくはこちら)
団体での活動を検討されている場合は、個別にご相談ください。
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12月14日、石巻でモノづくりをする女性たちを応援するイベント、第3回「石巻の手作り市&体験会~ハンドメイドを仕事にする。~」をJAいしのまき本店で開催しました。
このイベントは、モノづくりを通じて前向きに歩き出そうとする女性たちを応援し、また販売の機会を作ることで販売実績による小さな成功体験や、モノづくりに興味ある方を発掘し、仲間作りに繋げたり、出店者同士の情報交換の場となるように開催してます。
(前回9月のイベントの様子について、詳しくは、こちら)
第3回目となる今回は、過去最多の22の団体が出店し、そのうち半数が初参加となりました。事前に内容などの打ち合わせを重ね、当日の会場づくり、そして各々の店舗の準備を通じてモノづくりのネットワークが広がりつつあります。 開催時間の午前10時には、既に多くの来場者が開場を待っていました。この日、石巻では初積雪が観測され、来場者への影響を心配しましたが、会場へ訪れる方は途切れることなく、今回のイベントの来場者数は前回を超える274名となりました。
【開場と同時に多くのお客さんが来場されました!】
今回のイベントの中での体験会は、12月ということもあり、クリスマスやお正月にちなんだ季節ものの小物づくりや、ミサンガ作りなどが中心で、子どもから大人まで楽しんでいました。また、出店者の方とお客さんが気軽にコミュニケーションを取れる場ともなり、会話を交えて、モノづくりの楽しさを共有することができました。
【上手にできたかな?】
今回初めての試みとなったお楽しみ抽選会や、お菓子を食べながらくつろげる休憩スペースの設置は、出店者から出たアイディアです。また、楽しい飾り付けをしたキッズコーナーでは、子どもがお絵かきや折り紙をしている間、お母さんもゆったりと各店舗を見て出店者と会話することができました。また、新たに設置した相談コーナーには、「自分も出店してみたい」という方が相談に訪れました。
イベント終了後、出店者の皆さんとジェンスタッフで、今回の反省点と次回の開催に向けての打ち合わせを行いました。 「他のブースのディスプレイがどれも素敵でした、写真を撮っておけば良かった!」「前回よりもお客さんとの距離が短く感じ、コミュニケーションを取ることが出来て、楽しかった」との声が上がっていました。イベントを通じて、出店者同士で意見や情報を交換して、話し合いを重ねることで、それぞれが課題となる事柄を解決するきっかけを生み出すことが出来ます。
次回開催予定の 2月に向けて、ジェンは今後もモノづくりをする石巻の女性たちが主体的に活動することをサポートしていきます。
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