東日本大震災で最大の被災地となった石巻市は、行方不明者を含め約4,000の方が犠牲になりました。今月末で閉校する石巻市立湊第二小学校の「思い出を語る会」が2日、間借り先の開北小学校で開かれました。
参加した卒業生ら約400人が学校での日々を振り返り、別れを惜しみました。
同校は1954年に開校しましたが、震災の津波で校舎が被災したために、約3年間、間借り校舎や仮設校舎での学校運営を余儀なくされていました。今春、湊小学校と統合して60年の歴史に幕を下ろすことになりました。
【参加者の前で校歌を演奏した鼓笛隊メンバー】
【会場の開北小学校の体育館に集まった卒業生や地域の住民】
思い出を語る会では、昔の校舎の写真などをスクリーンで上映し、学校の歴史や震災時の様子を在校児童93人が発表しました。最後には児童全員で「震災を次の世代に伝え、色々な人を支えられる大人になります」と誓いの言葉が延べられました。
卒業生や歴代のPTA関係者、校長先生たちが、在校生にエールを送り、参加者全員で校歌を歌いました。
校歌の一番には、
「海あり きらめく波くだけ 松林が潮風に鳴るよ あゆめ 手をつなぎ 胸張って 足音高く われら湊の若い芽だ ほら海が 太平洋が呼んでいる」とあります。
会の中で、在校生が「湊地区の素敵なところ」を発表する場面があったのですが、その中に、「青い海」という言葉がありました。海は多くのものを奪っていきましたが、だからといって、子どもたちは海を嫌いになってはいませんでした。
【参加者全員で校歌を歌いました】
JENは、今なお厳しい環境下で、この「湊の若い芽」たちが健やかに成長し、大きな痛手を被った湊地域復興のための大きな担い手になれるように、これからも活動を継続して参ります。
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学校支援ボランティア募集しています ↓↓↓↓↓↓↓
詳細は、→こちら から
ご不明な点については、
ジェン東北事業部 (0225-25-56
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○郵便振替口座 00170-2-538657
口座名 JEN
通信欄に「東日本大震災」と記載ください。
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その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、
ジェン東京本部 (03-5225-9352 担当:富田、浅川)までお問い合わせください。
石巻市沿岸部の小中学校では、津波による被害を受けた校舎が再開に向けた復旧工事をしている間、子どもたちは仮設校舎や他の小学校で間借りをして学校生活を送ってきました。
仮設・間借りでの授業を行っている小中学校は現在9校あり、そのうちの4校(湊小学校・湊第二小学校・湊中学校・渡波小学校)が復旧工事完了に伴い、2014年4月から、授業を再開する予定です。(湊第二小学校は、湊小学校に統合)
引越作業は、教職員、地域住民などで対応する予定ですが、作業量が膨大なため、人手が足りないことが見込まれています。JENでは、2012年から継続して学校環境改善の事業に取り組んでおり、今回、学校と連携し、引っ越し作業を手伝っていただける一般のボランティアを以下の要領で募集します。みなさまのご参加をお待ちしています。
1、 作業内容 : ・仮設校舎から本校舎への机など荷物の移動作業
・仮設校舎の清掃作業
2、日時・場所 :
3月15日(土) 湊中学校 (10名)9:30~13:30
3月22日(土) 湊小学校 (10名)8:40~15:30
3月25日(火) 湊第二小学校 (募集定員に達しました)
3月26日(水) 湊小・湊第二小 (募集定員に達しました)
3、 集合
※公共交通機関でお越しの方は、現場まで車で移動しますので、作業開始時間の40分前までにJEN石巻事務所(石巻市鋳銭場3-13 SASADENビル201 石巻駅前徒歩1分 )にお越しください。
※自家用車でお越しの方は、直接現場までお越しいただいてもかまいませんが、
その際も必ずメールまたはFAXでのお申し込みをお願いいたします。
4、 持ち物 : 汚れてもよい服装、滑り止め付軍手、室内シューズ、昼食、飲み物
5. ご参加の条件
• 活動場所または石巻駅前まで自力でお越しいただける方。
• 滞在中の作業着、装備、昼食を持参できる方。
• ボランティア保険に加入している方。(お近くの社会福祉協議会で、事前にご自身にて加入をお願いします。「天災プラン」にご加入ください。加入した年度内有効となります。)
• 念書のご記入に同意していただける方
• 単独での参加可能年齢は、満15歳以上です。未成年者(6歳以上15歳以下)のご参加の場合、保護者に同伴いただき、念書へのご署名をお願いします。
6、 申込方法
申込み用紙ボランティア申込用紙20140129改訂版に必要事項を記入の上、eメールまたはFAXにてお申し込みください。
( e-MAIL : volunteer@jen-npo.org FAX : 0225-25-5612 )
(申し込み締め切り 2014年 3月6日(木) 18:00)
定員の場合、参加をお断りする場合もありますので、お早めにご連絡ください。
7、 定員 : 各日10名
※自家用車でお越しの場合は、その限りではありません。
※10名以上の団体での参加をご希望の場合は、個別にご相談ください。
8.お問い合わせ :JEN東北事業部 石巻事務所 0225-25-5611(担当:今藤)
※受付時間:平日9:00~18:00
※当日連絡先:(今藤)080-3578-4234 (伊藤)080-1805-2968
JENでは東日本大震災の発災以降、牡鹿半島を舞台に、生業支援、コミュニティ支援、仮設住宅支援、ボランティア派遣など、さまざまな事業を行ってきました。それらの事業を下地にしながら、牡鹿半島の課題解決と、浜の活性化に向けて「浜へ行こう!」プロジェクトが住民の皆さんを主体としてスタートします。
牡鹿半島には、約30の「浜」と呼ばれる集落があります。
浜にはそれぞれの文化があり、生活があり、魅力があります。各浜では震災以来、地域住民や外部支援団体によって、課題解決や活性化を目指した多様なプロジェクトが進行し、変化が起きつつあります。将来的には、住民の皆さんが一体となって地域課題の解決に取り組むことのできる持続的な環境を整えていくことが大切と、JENでは考えています。
「浜へ行こう!」プロジェクトは2年目を迎えます。牡鹿半島の魅力をアピールし、外部からの人の流れを生むイベントを、集落の皆さんが相談し合い改善しながら取り組んできました。
今年は、“うちの浜でもやりたい!”という声を受け、様々な集落で展開していきます。牡鹿半島の複数の浜の魅力を体験する為に、そして素晴らしい伝統的な文化や豊かな海産物の魅力を味わう為に是非いらして下さい。浜の皆さんがお待ちしています。
3月には、以下の2つのプログラムが予定されています。この機会に、牡鹿半島の魅力に触れ、浜の人びとと、地域の未来について語り合ってみませんか。
① 3/8~9「浜へ行こう!第5回漁業体験 ~五度おいしい!春の旬を五感で体験!~
ホタテ・ホヤ・ワカメ・メカブ・カキ…春の浜の旬を、東浜と谷川浜、2つの浜で体験する2日間のプログラムです。小渕浜の民宿「あたご荘」で地元の方との交流会も行います。
② 3/12「狐崎浜で伝統的な祭りを体験!」
毎年初午の日に行われる、400年以上の伝統を持つお祭り“狐崎浜稲荷神社大祭”にお神輿の担ぎ手として参加します。午前中からお祭りの準備を行った後、お昼からはお神輿を担ぎながら集落を練り歩きます。最後には直会(打ち上げ)で参加者や地域の方と親睦を深める、1日のプログラムです。
詳細・応募方法は、それぞれの募集ページリンクからご参照ください♪
==== 募金を受け付けています。 ↓↓↓↓↓↓↓
○郵便振替口座 00170-2-538657
口座名 JEN
通信欄に「東日本大震災」と記載ください。
○クレジットカード: https://www.jen-npo.org/en/contribute/credit.php?country=s-thk&select1=0#now
プルダウンメニューから「東日本大震災」をお選びください。
その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、
ジェン東京本部 (03-5225-9352 担当:富田、浅川)までお問い合わせください。
JENでは、被災地の子どもたちへの支援活動において、“Reborn Garden(リボーンガーデン)”プロジェクトにご支援をいただいています。
Reborn GardenとJENのプロジェクトは、安藤美姫さんと世界を代表するスケーターの皆さんがファンの皆さまとともに開いてくださった2012年3月のチャリティ・ショー「Reborn Garden」が始まりでした。
1月25日、このプロジェクトを呼びかけたフィギュアスケーターの安藤美姫さんが石巻を訪れ、石巻の子どもたちとの昼食交流会を行いました。
石巻市は東日本大震災における最大の被災地であり、今なお仮設のプレハブ校舎や内陸の学校の教室を間借りし、不自由な学校生活を送っている子どもたちがたくさんいます。
今日は、そんな環境の中でも明るく頑張る子どもたちがたくさん集まってくれました。
会場は石巻駅前にある、創業121年の老舗のお店です。被災した店舗を新しく建て替えられ、2013年1月に再開されました。
【石巻市内からたくさんの子どもたちが集まりました】
【美姫さんの登場はサプライズでした。受付に来てみてびっくり!】
交流会に参加したのは、子どもと保護者合わせて約25人。久しぶりに会う子や、初めて会う子もいたため、やや緊張した雰囲気で始まりましたが、一緒にご飯を食べるうちに、少しずつ笑顔が増えてきました。
【いっしょにランチを食べて、子どもたちもリラックスしてきました】
【ゲームを通して交流しました】
約2時間の会の最後には、参加者一人ひとりが「今年の目標」を発表することに。みんな真剣に目標を考えていました。
【一人ずつみんなの前で目標を発表しました】
笑顔いっぱいの楽しい交流会、詳しい模様は後日、「Reborn Garden」公式サイトでレポートされる予定です。お楽しみに!
2014年1月10日、昨年に引き続き、ハーバードビジネススクールの学生15名と引率者3名、合わせて18名がアメリカのボストンから石巻市谷川浜を訪れ、漁業体験と浜の住民皆さんとの交流会が開催されました。 学生たちは、ノルウェーやトルコ、中国など世界各国の出身で、学習の一環として今回の東北プログラムに参加してくれました。
今回、谷川浜の語り部として、若手漁師の渥美政雄さんに、谷川浜の震災当時の状況やホヤ養殖・ホタテ養殖が盛んであることなどをお話いただきました。特にホヤについて、種の採取が全国の約90%のシェアを誇り養殖も盛んであること、海産物の多くが韓国に輸出されていることなど紹介されました。その韓国が福島原発の影響で当該地域の海産物の輸入禁止措置を取ったことなどが紹介され、漁師にとって、大きな問題が依然として存在していることが、通訳によって学生に説明されました。
漁師さんからの説明を受けた後、漁業体験活動として、ホヤ養殖用の原盤づくりやホタテ養殖用の準備作業などを行いました。 強い風が体温を下げる中での作業でしたが、学生たちは漁師さんと一緒に元気に作業をしてくれました。
お昼は、漁師さんが朝に海から上げたばかりの新鮮なホタテやカキ、そして学生が調達した牛肉など、お互いに持ちよった食材を囲んでのバーベキューです。味噌仕立てのトン汁を初めて食べた学生は、「Miso-Soup OISHI!」などとユーモアを交えながら話しかけ、英語が話せない浜のお母さんたちも笑顔になっていた姿が印象的でした。
ジェンは、これからも漁業体験や視察の受け入れ、交流事業を地域の皆さんと共に行っていくことで、被災を乗り越え自立に向けて頑張っている方々を継続して応援して参ります。
【復興は少しずつ進んでいますが、震災の爪痕が残る場所もまだまだ存在します(谷川浜)】
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口座名 JEN
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