株式会社リコーの新入社員研修が南三陸町で行われました。
今年で3年目を迎え、南三陸町でもすっかり定着してきました。
今年、4月のA日程では113名、5月のB日程では110名、総勢223名が参加しました。
研修生は、南三陸町の9つの浜に分かれ、それぞれメカブの出荷作業や養殖いかだ用のおもりづくりなどの漁業支援活動を、4日間同じ浜で行いました。
【新入社員による、メカブ削ぎの漁業支援活動】
【活動後には宿舎に戻って活動を振り返り、目標の設定を行います。】
浜の方々は、何事にも一生懸命に取り組む研修生が来るのを毎年楽しみにされていて、作業による人的貢献と同時に、交流の機会、お互いにとっての貴重な学びの機会となっています。
B日程の活動最終日には、株式会社リコーが3年継続した漁業支援に対し、宮城県漁業協同組合志津川支所より感謝状が贈られました。志津川支所の佐々木委員長より、「皆様の支援により南三陸町の漁業も徐々に回復してきております。復興を成し遂げるまで頑張ります」と挨拶がありました。
【漁師さんと別れを惜しむA日程の研修生たち:本浜・大森浜】
【4日間で2,300個ものサンドバックを制作した研修生:水戸辺浜】
【南三陸町の荒島をバックにした研修生】
初めて“被災地”を訪れた研修生にとって、瓦礫が撤去された後に土盛り用の土が渦高く積まれた状況を見ただけで、被災地の現況を理解することはなかなか難しくなってきています。
そんな中で、彼らが現地の人々と共に、自分自身の身体を動かし、語り部のお話を聞き、風の音や潮の匂いを感じ、自分の目で今の東北を見る経験をすることは、貴重な学びの機会となり、これから始まる長い社会人生活での原体験となることでしょう。
研修を終えた後も、被災地の未来に思いを馳せ、そして世界中の困難な状況に置かれた人々に心を寄せ続けてくれることを、心から願います。
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○郵便振替口座 00170-2-538657
口座名 JEN
通信欄に「東日本大震災」と記載ください。
○クレジットカード:こちら
プルダウンメニューから「東日本大震災」をお選びください。
その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、
ジェン東京本部 (03-5225-9352 担当:富田、浅川)までお問い合わせください。
3月29日・30日、一昨年から行ってきました、門脇中学校の生徒の発案による“つながる花壇”プロジェクトで、花壇移設の作業を行いました。
【春休み中でしたが、たくさんの生徒がボランティアで集まりました】
初日の作業は好天にも恵まれ、生徒約50人、ボランティア43人、地元スポーツクラブ所属の児童と保護者約30人と、100名を超す大人数での作業となりました。
約800株のビオラの苗をひとつひとつ丁寧に掘り起こして、ビニール袋に入れ、運びます。移設先の門脇小学校まで、何度も往復しました。
【チューリップの球根と大看板も移設しました。】
門脇町では、平成26年度から新市街地の造成・区画整理事業が始まります。本格的な工事の開始は5月の連休明けからで、本格的な工事が始まり、これまで花壇があった場所でも工事が始まる見通しのため、今回の移設作業が行われました。
2日目は雨の中、生徒とボランティア合わせて40名ほどで仕上げの作業を行いました。たくさんの人の力が合わさったことで、移設は無事に完了しました。
【完成した花壇は、まるでずっと前からそこにあったかのように感じられました。】
作業に参加した門脇中学校1年生の櫻井聖花さんは、「ほんとうに楽しかったです!お姉ちゃんの代で始まった活動なので、これからもよい伝統として、続けていけたらいいなと思います。」と、作業の感想を話してくれました。
長かった冬が過ぎ、石巻も少しずつ春めいてきました。花壇は間もなく見ごろを迎えます。その様子はFacebook やtwitter でも順次お知らせしていきますので、ご注目ください。
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【浜へ行こう!参加者大募集!】
5/4~5/5「第7回 浜へ行こう!」開催! ~見て・食べて・体験して、牡鹿半島の浜をみんなで盛り上げよう!~
宮城県牡鹿半島を舞台に、地元の方々と交流しながら海の幸を楽しみ、漁業を体験し、お祭りを体験する、2日間の体験です。
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3月23日、地域会館「黄金浜会館」の改修記念コンサートがありました。歌手の葛城ユキさんらの無料ライブが行われ、約130名の住民の方々が集まりました。ゴスペルグループRAG FAIRの“おっくん”もサプライズで駆けつけ、住民の皆さんとともに、地域再生の一歩を祝いました。
「黄金浜会館」は石巻市西部、渡波地区にあり、集会や選挙の投票所、夏祭りの会場などに利用される地域会館でしたが、東日本大震災の津波による大きな被害を受けました。
ジェンでは、コミュニティ支援事業の一環として多くのボランティアや支援団体とともに、2011年6月からコミュニティスペースの支援を開始しました。
2012年3月には内装やトイレなどの修繕を行うと同時に、住民ワークショップの開催による管理運営体制の再構築を、住民の方々とともに進め、あらたな運営委員会が立ち上がりました。(2012年のコミュニティ支援の様子は → こちら )
現在、会館は地区内5行政区から選出された役員の方々によって運営と管理が行われています。今回行われた駐車場、外壁塗装、雨どいなどの追加の修繕は、役員の方々の働きかにより、市の助成金によって行われました。
「改修記念コンサート」も役員の方々が中心となって企画・実施され、ジェンのスタッフはご招待を受けて参加させていただきました。
黄金浜会館運営委員の一人である長井孝洋さんは、
「これまで本当にたくさんの支援をいただいてここまで来ました。これからは地域の自立を目指していきたい」
と、自立に向けた思いを話していました。
黄金浜地区では、学区の渡波小学校も修繕が終わり、4月から子どもたちが戻ってきます。
地域内では、住宅再建の動きが活発になってきました。ただ、現在でも地区内の人口は震災前の5割程度にとどまり、いまだに地区に戻るかを迷っている方々もおられます。ジェンではこれからもコミュニティの人びととの対話を続けながら、必要な支援を行ってまいります。
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JENでは石巻市内の小学校へ、震災の影響により使用が出来なくなっていた遊具の支援を行いました。
3月12日には釜小学校で、3月17日には大街道小学校で贈呈式を行いました。
【新しく設置された遊具で遊ぶこどもたち】
大街道小学校では、児童代表として2年生の佐藤優吏さんが、
「私たちは外で元気いっぱいに遊ぶことが大好きです。遊具が使えなくてさみしい思いをしていました。わたしたちのためにシーソーやブランコをプレゼントして下さり、本当にありがとうございます。大切に使っていきたいと思います」
と、元気にお礼の言葉を述べてくれました。
→贈呈式、子どもたちが遊具で遊ぶ様子の動画はこちら!(youtube)
仮設住宅の建設などによって、公園や空き地などが極端に減ってしまった石巻では、学校の校庭、遊具は子どもたちにとって貴重な遊び場です。
石巻市内の小中学校で津波の被害を受けた遊具は、浸水による塩害で錆化が進み多くの遊具の使用が制限されていました。
JENでは今回、石巻市教育委員会と協議の上、4校での支援を実施しました。
釜小学校、大街道小学校の他、貞山小学校と鹿妻小学校には4月末までに遊具が新設されます。
JENでは、将来を担う子どもたちがのびのびと生活できる環境づくり、地域の復興を目指してこれからもコミュニティや学校と連携した支援活動を続けてまいります。
変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。
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2014年3月11日、ちょうど3年前と同じように風が強く時折吹雪も舞うような肌寒い日、東日本大震災から3年目を迎える石巻市では、各地で追悼のための催しが行われました。
門脇町「まねきコミュニティ」では、灯篭を灯す会が行われました。
【灯篭と祭壇が用意されました】
“まねきコミュニティ”のある 門脇町2丁目~4丁目では、130名の方が犠牲になりました。地区内のほとんどの住宅が流されてしまい、それに合わせて新しい街づくりのための区画整理が行われることになったため、現在暮らしているのは23世帯です。
しかしこの日は、他所に避難している住民の方々も含め80名ほどの人びとが訪れました。亡くなった方に祈りを捧げ、久しぶりに再会した知人・ご近所の方々と近況を報告し合っていました。
【隣接する南浜町も含め、亡くなった400名以上の方々に祈りを捧げていました】
【町内の方々を思い出しながら、手作りの地図に名前を書き込んでいます】
【暗闇に浮かび上がる灯篭】
灯篭のデザインを行ったのは、同地区に暮らす阿部豊和さん。「環(たまき)」と「仏様がもつ宝玉」「心を表すハート」の形を組み合わせたものだそうです。
ジェンの活動もまもなく4年目に入ります。これからも人びとの心に寄り添いながら、さまざまな事業に取り組んで参ります。これからも変わらぬご支援を、よろしくお願い申し上げます。
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