東北支援速報

ボランティアに代わる新しいカタチ 第10回「浜へ行こう!」

2014.08.21

7月19日-20日、宮城県石巻市で「浜へ行こう!」が開催されました。第10回となる今回は、牡鹿半島の谷川浜で漁業体験、大原浜でお祭り参加、という内容でした。
参加者は、東京・神奈川・千葉、遠くはイタリアからの参加者もいました。

今回は運営をしている浜スタッフからのコメントを紹介します。

●漁業体験の運営を受け持った谷川浜スタッフ
「夕食時の交流会で、谷川浜でホヤを養殖していることを全国に広める方法を、参加者のみなさんと真剣に議論することができて、とても有意義な会になりました。是非また来てください」

【夕食時の交流会の様子】
140821 ①交流会
●祭り体験の運営を受け持った大原浜スタッフ
「震災後、人口流出による人手不足から大原浜の住民だけでは開催が困難であった祭りを、「浜へ行こう!」の参加者をはじめ全国各地の人と住民が協力することにより、開催することができました。参加してくれた人がまた来年も来たいと思ってもらえるようにがんばります。ここには都会にない何かがあります。是非牡鹿半島に来てください」

【大原浜祭りの神輿担ぎ】
140821 ②神輿かつぎ
●小渕浜の民宿スタッフ
「『浜へ行こう!』は、牡鹿半島の各浜の住民が協力し合って、参加してくれた人たちに地元愛を伝えるプログラムだと思っています。参加者も地元住民も共に、いろいろな人とのつながりができるのが良いところです。新しい企画もいろいろ考えていますので、是非参加して漁師さんなどと交流してください」

【民宿めぐろの前で記念撮影】
140821 ③記念撮影
浜の運営スタッフコメントを知り、どのように感じましたか?
浜をそして牡鹿を大切に想うスタッフの熱い想いが伝わったのではないでしょうか。
牡鹿半島はまだまだ復興の途半ばですが、住民は復興に向かってがんばっています。牡鹿半島を盛り上げるために、牡鹿半島へいらっしゃいませんか。

【みんな「浜へ行こう!」ファミリー!】
140821 ④浜へ行こうファミリー

「浜へ行こう!」は、震災後牡鹿半島に来てくれたたくさんの支援・ボランティアの方々に“感謝の思いを伝えたい”そして“よりたくさんの人との交流を続けていきたい”という浜の皆さんの思いから『未来の浜づくりのための交流の場』として2012年末から始まった浜の新しい取り組みです。

●今後の予定
第12回 2014年9月8日(月) – 9日(火)
荻浜の伝統的な祭りの準備・清掃と祭り参加(神輿担ぎ・直会(なおらい)など)

第13回 2014年12月6日(土) – 7日(日)
東浜で漁業体験(カキむき体験) ※詳細は後日確定。

 

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口座名 JEN
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その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、
JEN東京本部 (03-5225-9352 担当:富田、浅川)までお問い合わせください。


石巻川開き祭りが開催されました

2014.08.14

第91回石巻川開き祭りが開催され、2日間で17万2千人(主催者発表)来場しました。

7月31日(木)、石巻の礎を築いた川村孫兵衛翁報恩供養祭が執り行われ、祭りの口火を切りました。日中は、孫兵衛船競漕、奉納大綱引き大会、みこしなどが行われました。夕方からは、僧侶の読経が流れる中、北上川の川岸から5000個の灯篭がひとつひとつ流され、幻影的な光が水面に映り、多くの方が亡くなった方に思いをはせながら次々と流れてくる灯篭を見送っていました。

【旧北上川の川面に浮かぶ流燈】
140814 ①流燈IMG_5045

8月1日(金)の本祭では、被災した船の建造の支援を受けて今大会から孫兵衛船競漕が完全復活し、熱戦が繰り広げられました。陸上では、石巻地区広域行政事務組合消防音楽隊パレードが震災後初めて再開され、多くの市民が拍手を送っていました。ジェンは、2012年3月に一般財団法人Mudef(みゅーでふ)様の東日本大震災支援プロジェクト「HOPE FOR JAPAN」により、消防音楽隊に楽器を寄贈しました。新しいメンバーが加わった消防音楽隊は、その楽器を用い、音楽の力で復興の機運を高めたいと3ヶ月間練習した「海兵隊」と「バックドラフト」の2曲を演奏しました。

広域消防音楽隊への楽器支援の詳細はこちら

【消防音楽隊のパレード行進】
140814 ②音楽隊IMG_5188
夜にはお待ちかねの花火大会が開催され、5000発の花火が東北の短い夏の夜を明るく照らし、北上川の川面に花を咲かせたように映りました。

【中瀬公園から打ち上げられた花火】
140814 ③花火IMG_5064

石巻市では、今秋から災害復興公営住宅への入居が本格的に開始されます。まだまだ前向きに生きられない人々もいらっしゃいます。ジェンは、そのような人々の自立をサポートして参ります。

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ふるさと親子カレッジが開校しました

2014.08.07

「ふるさと親子カレッジ」は、親子でふるさとである石巻について学び、市内で実施する野外講座に参加することで家庭の日常から離れ、双方が心身ともにリフレッシュできることを目的としています。昨年度実施した「ふるさと子どもカレッジ」を引き次ぎ石巻市内の小学校へ通う4年生から6年生を対象とした親子での参加で開催しています。
6月から11月まで全6回、石巻の各所に体験と学びポイントを設け充実した内容にしていく予定です。

1
6月28日に牧山ハイキング&写真講座をテーマとした第1回目が開催されました。
今回は12組29人の親子が参加しました。
最初に牧山の駐車場で写真講座を行いました。インスタントカメラを子どもたちへ配布し、フィルムの巻き方から撮影までを教えました。保護者の方にはなじみのあるインスタントカメラもほとんどの子どもにとっては初めての体験であり緊張した面持ちでした。最初にお母さんやお父さんを撮るよう促すと撮影をしながら少しずつ子どもたちの緊張がほぐれたのか笑顔や会話でいっぱいになりました。
2014-06-28 08.42.24山頂にある零羊崎神社(ひつじさきじんじゃ)に向かい、途中には郷土史家の 邊見清二(へんみせいじ)さんにもご同行いただき、「石巻にはいつごろから人が住んでいたのか?」、「牧山の名前の由来となった 魔鬼(まき)一族の伝説」などのお話をしていただきました。「この辺りに人が住み始めたころは、今から5~6mも海水面が低かったから、みんな山の方に住んでいたんだよ!」という話に、子どもたちはびっくりしていました。また、普段みることがない昆虫や植物を目にし、会話が弾み、いつのまにか楽しそうな表情になっていました。
2014-06-28 09.30.55
2014-06-28 10.42.23遊歩道を抜けるとそこにはアスレチック施設があり、お昼ご飯もそこそこに子どもたちは駆け出していきました。
保護者にとって、楽しそうに遊ぶ子どもを見ることが、なによりもリフレッシュされるようでした。
52014-06-28 13.07.11-2ジェンでは今後、漁業体験、離島でのキャンプ、料理体験などの講座を予定しています。震災以来、多くの課題に直面している被災地の親子にとって、「ふるさとである石巻を再認識しながら親子の絆を深める」豊かな時間になるように、取り組んでまいります。

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第5回「石巻の手づくり市&体験会」開催!

2014.07.24

7月12日に、モノづくりをする女性を応援するイベント「第5回石巻の手づくり市&体験会 ~ハンドメイドを仕事にする。~」がJAいしのまき本店(中里農協会館)にて開催されました。
(第4回は2月8日に、第3回は12月14日に開催されました。第3回の詳細はこちら

このイベントも5回目を迎えてすっかりお馴染みとなり、開店と同時に大勢のお客さまで賑わいました。

【大勢のお客さまが来場されました♪】
140724 ①来場者IMG4479
「手づくりの温かさが好き」
「毎回このイベントを楽しみにしているの」
「自分も趣味で作っているのでいい刺激になるわ」
「いつか自分も出店してみたいな」
「体験会で親切丁寧に教えてもらって楽しかった」
皆さん、思い思いに楽しいひとときを過ごしている様子でした。

【お客さまとのコミュニケーションが大事です♪】
140724 ②コミュニケーションIMG_4486
【人気の機織り体験会♪】
140724 ③機織りIMG_4582
JENのモノづくり支援プロジェクトは、「モノづくりに携わる女性たちのエンパワメントを引き出し、彼女たち自らの力で継続的に活動を行っていける仕組みを構築すること」を目指しています。

現在、出店者とJENスタッフによる出店者会議を毎月1回行っています。今回の会議の中では、7月のイベント運営に関して、「夏祭り」をテーマにすることや、会場レイアウト、抽選会のやり方など、出店者の皆さんから様々なアイデアが出てそれらをどのようにイベントに反映するかを話し合いました。
また、出店者自らがチラシ配りなどイベントの告知活動も積極的に行いました。

【出店者会議で真剣に話し合っています】
140724 ④会議P1140365
JENは、これらの活動を通じ参加者同士の協力体制の醸成と、参加者による自主的な販売会の継続を目指しています。

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ボランティアに代わる新しいカタチ「浜へ行こう!」

2014.07.10

牡鹿半島では震災を機に、支援・ボランティア等、多くの人が浜を訪れるようになりました。
「浜へ行こう!」は、それらの支援者の皆さまに対して“感謝の思いを伝えたい”そしてこれからも“よりたくさんの人との交流を続けていきたい”という浜の皆さんの思いから『未来の浜づくりのための交流の場』として2012年末から始まった浜の新しい取り組みです。
浜の住民による実行委員会が主催し、JENは運営のサポートを行っています。漁業の醍醐味や春夏秋冬の牡鹿半島の魅力を知って頂くとともに、牡鹿半島や復興についてじっくり話し合える場を含んだ内容となっています。

【漁業体験のあとにみんなで記念撮影】
140710 ①漁業体験後IMG_1925 小
今回は、6月に開催された第8回「浜へ行こう!」に参加された方々についてご紹介いたします。参加者は、東京をはじめ千葉や神奈川、遠くは神戸や北海道から集まってくださいました。
1泊2日の日程の中で、牡鹿半島の住民と交流するだけでなく、参加された方々同士の交流にも発展していきました。住民との交流から、震災時の体験を聞き、復興に前向きに取り組む姿を目にし、メディアからは伝わってこない現地の様子を知りました。体験後には、今後の「浜へ行こう!」での再会を約束する参加者や住民の姿が見受けられました。

今回参加された方の声を拾い集めると、

・東北でのボランティアを前々からしたかったが、「浜へ行こう!」なら体験型であり自分でも楽しんで始められるかなと思ったので参加しました。
・震災の話を実際に聞くことができ、メディアを通して聞くのとは全然ちがうと思いました。
・地域の方と交流できるというのが最大の魅力でした。みなさんとても優しくあたたかく、牡鹿が大好きになりました。
・祭りへの参加ができるボランティアは珍しく、住民同士が協力する場となっており、住民の笑顔がみられたのが印象的だった。

等々、参加したことによる「気づき」や「学び」がたくさんあったようです。

 

【祭り体験で神輿担ぎ】
140710 ②神輿体験IMG_3073 小
【交流会のあとの記念撮影】
140710 ③交流会IMG_3045 小

次回は、7月12日~13日に離島の網地島(あじしま)で開催されます。本当にきれいな島の自然とどこまでも青い海を見に来てください。

あなたも、ボランティアに代わる新しい復興支援の「浜へ行こう!」に参加して、東日本大震災から3年経過した、牡鹿半島の「今」を、体感してください。
みなさまの「浜へ行こう!」への参加を、お待ちしています。

【漁業体験で定置網の水揚げ】
140710 ④水揚げIMG_2406 小

●今後の予定

第10回 2014年7月19日(土)-20日(日)
鮎川(地元海産物の昼食)+谷川浜(ホヤ・ホタテの漁業体験)+大原浜(伝統的な祭りで神輿体験) ※終了しました

第11回 2014年8月9日(土)-10日(日)
網地島に船で渡り(地域清掃・漁業体験・海水浴)

第12回 2014年9月8日(月) – 9日(火)
荻浜の伝統的な祭りの準備・清掃と祭り参加(神輿担ぎ・直会<なおらい>など)