シリア難民支援速報

月例、コミュニティー掃除キャンペーン

2014.09.04

8月27日、JENスタッフはザータリ難民キャンプ内で住民と共に、コミュニティーのゴミ拾いを行いました。

【最初はJENスタッフが中心で始まるゴミ拾い】
140904 ①ゴミ拾い

このキャンペーンは、住民に「自分たちが暮らす場所を自分たちできれいに保つ」という意識を持ってもらうことを目的に行っています。
最初はJENスタッフが中心になってゴミ拾いを始め、参加者を募りながら行っていきます。

住民のなかにはキャンプを仮住まいと考えていて、自分たちの住居環境として整備しようという意識が高くない人たちもいます。このような活動を定期的に行うことにより、そういった人たちの意識の改革を促すと同時に、ゴミのポイ捨てを予防し、生活環境が改善することを目指しています。

【大人の参加者及び三輪車も動員しての作業】
140904 ②作業
今回のゴミ拾いには、登校前の子どもや仕事の合間に短時間参加する方々も含めて、約20人が参加しました。

参加者の1人、アブ・アリさんはこのゴミ拾い活動に関して「このキャンペーンはJENと一緒に活動できる良い機会であると共に、近所の人と協働するきっかけにもなります。今後も定期的にできるとうれしいです。」と話していました。
また、他の参加者のタリックさんは「JENと行うこのキャンペーンを通じて、地域のみんなと共同で掃除する機会ができてうれしいです。コミュニティーの環境のみならず、衛生の改善によって病気の予防にもなると思っています。」と話してくれました。

【手袋の大切さを子どもたちに教えるJENスタッフ】
140904 ③JENスタッフ

コミュニティーの生活環境を改善するには、住民自身による意識と行動が何よりも大切です。1日の活動ですぐに変わるものではありませんが、様々な機会を通じて今後も環境改善のアプローチを行っていきます。
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