今回は水衛生委員会の活動進捗についての報告です。JENは現在ユニセフの協力のもと、キャンプの10居住区画全てにシリア難民主体の水衛生委員会を立ち上げ、活動をサポートしています。
最初の水衛生委員会を立ち上げてから約3か月が経ち、議論も活発になってきました。現在、週1回行われている委員会のミーティングでは、公共の衛生設備(トイレ・シャワー等)の整備・管理の方法等を中心に議論が繰り返されています。
また、ミーティングの運営方法や議事録の記録方法等のトレーニングも実施しており、あわせて委員会メンバーの能力強化にも取り組んでいます。
現在、ミーティングの運営はJENのフィールドスタッフが中心となって行っていますが、近い将来委員会の代表が自ら運営を行うようになるはずです。
気温の上昇とともに(日中は30度を超える日々が続いています)衛生環境が悪化しており、どのように対処していくのかが現在キャンプの直面する緊急課題の一つになっています。JENでは水衛生部門の他の団体と水衛生委員会のメンバーも含めて、衛生知識の幅広い普及に向けて取り組んでいます。