1月18日に幣団体のシリア難民緊急支援についての報告会を東京にて開催いたしました。当日は多くの方にご参加いただき、シリアから避難を余儀なくされた人びとの生活や支援について紹介することができました。ご参加くださった皆様に心より感謝申し上げます。
ここヨルダンには、これまで以上に毎日多くの人びとがシリアより避難してきています。現在は近隣諸国で最大の受け入れ国となっています。ヨルダン政府、国際機関、NGO等、世界中から集まる全ての団体がこの緊急事態に全力で取り組んでいますが、そのニーズ全てに応えるには、まだまだ多くの多様な支援が必要なのが現状です。
今週、一時休暇を終え約ひと月ぶりにヨルダンに戻り、ザータリ難民キャンプを訪れました。キャンプの人口は、わたしが不在にしていた間に約5万人も増加しており(UNHCRの発表2月12日時点で約10万8千人が滞在)、現在も毎日拡大を続けています。
【見渡す限りキャンプが拡大中です】
たった1ヶ月なのに、どこか異なるキャンプを訪れているのか?と感じるほどに様子が一変しており、ただただ驚きました。また、開設当時、がらんとしていたキャンプ内のJENフィールドオフィス周辺にまで、多くの商店が立ち並んでいます。多くの人が行き来し、さながら目抜き通りの中心にオフィスを構えているかの様子です。
人口の増加にともない、そこに暮らす人びとが衛生設備(トイレ、給水場等)を使用する頻度も増しています。JENが立ち上げをサポートしているキャンプ内の水衛生委員会での議論も活発になっています。
現在、キャンプ内の2つの地域にて衛生委員会が立ち上がっています。今後もキャンプ内のコミュニティ強化を促進するため、拡大を続けるキャンプ内の全ての地域において同様の活動を行いますが、そのための準備を行っています。