1月16日、ザータリ難民キャンプ内で予定していた5000世帯への衣類配布を完了しました。(配布の様子は、こちら)
現在、ヨルダンには、毎日数千人単位の難民が到着しており、その数は日に日に増える一方です。国連や国際機関の物資支援は、日ごとにかわるニーズを満たすために、緊急体制を敷き対応しています。これに合わせ、JENの活動も、いつも以上に柔軟さと迅速さを心がけています。JENが統括責任者(フォーカルポイント)となっている衣類配布分野では、今後、シリアから着の身着のままでヨルダンに避難して来た難民の方々の入口となる国境に重点を置き活動を始めます。より緊急度の高い国境近辺での新たな活動についても、国連UNHCRとのパートナーシップのもと継続していく予定です。目下、そのシステムをつくるために、NFI(Non Food Item:物資配布)分野の支援活動に参加する他団体への提案と調整を行っています。
今回のシリア難民緊急支援衣料品配布では、国連(UNHCR)、ユニクロ様、JENのパートナーシップにより、28万着ものユニクロ様の古着衣類(全商品リサイクル活動)の緊急輸送がかないました。
2012年9月にスタートしたシリア難民支援では、個人、団体、企業の皆さまからの多くのご寄付に支えられ、緊急人道支援への迅速、柔軟な対応を実現することができています。また、多くの報道機関の皆さまからのご協力により、日本からは少し遠い国・シリアで起こっている人道危機、難民となってしまった一般市民の現状について、日本国内に暮らす人びとに、この状況を知っていただく機会を得ることができています。
今日この瞬間、シリアを逃れヨルダンや周辺諸国に避難する人びとの波はおさまる気配がありません。ジェンでは、今後も、日々、変化するシリア難民の方々をとりまく身近な課題をひとつひとつ解決しつつ、皆さまに知っていただき、ご協力いただけるよう努力をしたいと思います。
様ざまな形でシリア難民の皆さんの生活を支えていただきました皆さまへ、心からの感謝を込めて。そして、引き続き、JENの活動にご支援、ご協力のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
次回は、ユニセフの協力を得てスタートした、キャンプ内の衛生環境改善プロジェクトについて、ご報告いたします。
【メディア情報】JENのシリア難民支援について、1/27 BS朝日「いま、世界は」にジャパンプラットフォーム傘下団体の緊急支援として、登場予定。お見逃しなく。くわしくは、こちら。
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JENは、国連の事業パートナーとして、ヨルダン国内に避難するシリア難民を支援しています。事業パートナーのリストは、こちら
長引くキャンプでの生活に人々の健康状態の悪化を懸念しています。
冬を迎えたヨルダンで、厳しい避難生活を送るシリア難民の人々へ、
皆様のご寄付をよろしくお願いいたします。
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