ヨルダンも短い秋の季節を迎えており、日に日に最高気温が下がり朝晩は上着を羽織らないと過ごしにくい季節となりました。本格的な冬の到来が迫る中で、シリア難民への越冬支援も本格的に始まっています。
ザータリキャンプにおける難民への聞き取り調査の中で彼らからプレハブ住宅や冬物の衣類への強い要望が寄せられました。プレハブ住宅は多くがUNHCRや湾岸諸国からの支援によって既に調達済みであることから、JENはUNHCRとともにヨルダン国内でシリア難民向け(主にザータリキャンプ)に12月上旬より配布することになりました。
これに伴い、JENはUNHCRより正式にヨルダン国内(難民キャンプ・郊外のホストファミリーともに)におけるシリア難民向け衣類配布の統括コーディネーターに任命されました。今後、ヨルダン国内にて実施される衣類配布は他団体が調達したものも含めて、すべてJENの監督のもとで実施されることとなります。
これから実施する本格的な衣類の配布に先立ち、現在、国連諸機関との調整・協力のもとACTED(フランスが本拠の国際NGO)とともに、ザータリキャンプ内でテントを一軒ずつ個別に訪問する、調査をしていきます。この調査により、キャンプ内の難民の正確な人数、家族構成、男女比が把握できます。この調査で得られたデータは、国連機関はもちろん、日本の他団体も含めたヨルダンで難民支援を実施中の団体に提供され、今後より効果的な支援が期待されます。
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