シリア難民支援速報

衣料品リメイク=無限の想像力

2015.06.11

難民になって起こった生活の変化の一つに、多くの自由な時間ができたことです。母国シリアにいた頃は毎日生活が忙しく、暇な時間などあり得ないことでした。私たち女性はその時間を有益に使って人の役に立ち、尊厳のある人間として生きたいと思っていました。

そんなある日、JENの古着リサイクルプロジェクトの事を聞きました。私を含むキャンプに住む女性たちはそのアイディアが気に入り、皆でそのプロジェクトに参加することにしました。

まずスーパーバイザーが、古着をリメイクしてカーペットや鞄にする方法を、ビデオで見せてくれました。そしてそれぞれの女性が自分でどんなものを作りたいのかを決め、好きな布(古着)を選びます。例えば男性用のシャツはベッドカバーやカーテンに適していますし、カラフルな布は編み込み絨毯に使われます。三つ編みにする方法さえ知っていれば、残りは簡単に制作できます。今では、プロジェクトに参加しているほとんどの女性が三つ編みの方法を知っており、思い思いの作品を作っています。

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現在、キャンプ内に住む30名の女性が“古着リサイクルプロジェクト”に参加し、中心的な存在として活動しています。また彼女たちの他に、キャンプ内の違う地区に住む女性たちも毎週の集まりに参加したりします。多くの自由時間を古着のリメイクに費やしながら家族の為になるものを作ったり、また、創造力を働かせて作品を作ることで、生きる力や達成感を味わうことができています。

誇りを持って作られた作品は、家の中やキャラバンの飾りつけに使ったりしています。将来はキャンプ内、マフラックやアンマンの外でも作品を販売をして、ビジネスとして展開していけたら、と思っています。

ナディア

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jordan