「水は命の源であり、健康と繁栄に不可欠である」とは、世界水の日のキャンペーン参加者が発した言葉です。彼はまた「このイベントは、難民キャンプで生活している者にとってキャンプの中にいる時にも将来シリアに戻った時にも大事な意味を持つ問題に取り組んでいる」とも発言しています。
3月22日、水の利用に関するJEN主催の啓発キャンペーンが、シリア難民の方々を対象にザータリキャンプで行われました。テーマは健康のための清潔な水の必要性と、限られた水を有効活用する必要性です。
キャンペーンは、男女をそれぞれ大人・10代の若者・子どもの3つのグループに分けて行われ、複数のアプローチを通じてメッセージが届けられました。
大人グループではキャンプに供給される水の安全性、一人当たりの供給量、水質検査基準について話し合いがなされ、また水の再利用法についての説明が行われました。参加者から前向きな反応が見られ、特にヨルダン国内の水事情を引き合いに出すことによって理解が得られました。
一方、14~18歳のグループではセッションの後で、実際にキャンプで稼働している井戸の見学を行いました。また、子ども対象のセッションでは劇や歌・ゲームを通じてメッセージが届けられました。
参加者の多くから「このような活動が子どもたちの行動に影響を与え、水を大切にすることに役立つだろう」という感想をいただきました。
【Water is limited resource/水は限りある資源です(左)/ Keep the water safe/水を大切に(右)】
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