今回はトルコの駐在員原口から現地のランチ事情をお伝えします。
今私は、ジェンと協働で事業を実施しているトルコ現地のパートナー団体Orange(オレンジ)と、トルコのガジアンテップ県という地域にある彼らの事務所で働いています。どんな場所に行っても、毎日の仕事の中でランチの時間は待ち遠しいです。今日もランチの時間がやってきました。
パートナー団体の事務所には、そこで働くスタッフ用の食堂があります。と言っても、ランチはケータリングで運ばれてくる週替わり弁当です。コロナ渦以前は、掃除兼食事係のおばちゃんが、スタッフ約40人分のランチを毎日作ってくれていたようです。
しかし感染予防の観点から、今は週替わりのケータリングに変わってしまったそうです。(私としては、おばちゃんの手作り料理が食べてみたかったのですが)
今日のメニューはモロヘイヤとピラウ。一瞬、「えっ?おいしいん?」と思った人が多数いらっしゃると思います。私もその一人です。
モロヘイヤは、この料理に入っている、中東ではよく使われる野菜の名前で、そのまま料理の名前となっています。それに混ざっているのが、鶏肉やにんにく、とうがらし、トマト少々そしてたっぷりの油です。写真に写っている以外に、この料理の中でもレモンがふんだんに使われていて酸味があります。
味は、酸味のある食べるラー油の塩味たっぷりバージョン(?)となかなか例えるのが難しい味です。笑 ピラウにかけて食べることを想定して作られているため、かなり濃い味になっています。
そして、これは現地の人でも、とても好きか、とても嫌いかの両極端に分かれるそうです。まぁ、私としては、味を薄めに、そして油ではなくもう少しスープのようにしてくれればOKって感じかなと思います。
一方のピラウは、必ず脂+塩か何かで味付けされたものしかありません。残念ながら白いごはんはないのです…。
その翌日のランチ アイラン(左)とアラビア語でチキンシャオルマまたはトルコ語でドルネ(右)。提携団体スタッフはシリア出身者が多いため、2つの呼び名で呼んでいるようです
ちなみに次の日のランチは、チキンシャオルマ(アラビア語、トルコ語ではドルネ)とアイラン。
チキンシャオルマは、聞いたことがあるかもしれませんが、鶏肉の塊をグリルしそこから薄く削り取った肉片を、チャパティのようなうすいパンに詰めて巻いたものです。それに酸っぱくてこれまた塩味たっぷりの、キュウリなど野菜のピクルスがついています。そして、ケチャップマヨネーズがどっさりです。
アイランは、塩味の飲むヨーグルト。これは、結構くせになる私のお気に入りです。
こんな毎日の食事で、私の体重と健康状態はどうなっていくのだろうとやや不安になりつつ、やっぱり今日もランチの時間が待ち遠しいです。