約8万人が暮らすザータリ難民キャンプ。私たちの暮らし同様に毎日ごみが出ます。
住民は、居住ブロックごとに複数設置されている鉄製の大型ごみ収納容器(ダンプスター)に家庭のごみをどんどん入れていきます。
そのため、ごみは毎日収集しないとすぐにあふれかえってしまい、悪臭が漂ったり、ハエが発生したりと衛生環境の悪化につながってしまいます。
だからこそ、JENはごみ収集業者がスケジュール通り収集作業をしているか定期的にチェックし、ごみが溢れかえっているダンプスターを発見した場合は即座に業者へ連絡し、収集依頼と注意をします。
今後、住民を巻き込んだごみ削減、リサイクル運動も計画できればと考えています。
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今、ザータリキャンプでは、リサイクル活動が盛んになってきています。
私が担当している活動は、古くなった洋服・プラスチックのかばん・容器・紙などから新しい物を作るアップサイクリング・プロジェクトです。
この事業の目標は、ゴミを減らすことと、難民の女性にハンドメイドの商品を作ってもらいそれを売ることで収入を得て、最終的に自立することができるようになることです。
リサイクルは、すべての人びとの利益になります。物を再利用し、新しく有益なものに形を変え、新しい物を買わないことにより、生活にかかるコストを下げることができます。また、簡単な縫い物や編み物ができる主婦が参加する「楽しい活動」にもなっています。子ども服、バック、靴や家の飾りなどの美しい物を作ることができます。
材料は、もう誰も着られなくなった古い服ばかりです。私たちが作っているものの例を紹介します。
必要なもの:古い靴下、縫うための針、糸、ボタン、綿、服や新聞など
靴下のなかに綿・新聞・服などを入れます。次に、糸と針を使って下の方から靴下を縫い、最後にボタンで目・鼻・口を付けて、人形に見えるようにします。
必要なもの:古いジーンズ、縫うための針、糸、ボタン、はさみ
ジーンズを長方形に切ります。次に、糸と針で小さいスーツケースのような形になるように縫い合わせます。最後に、美しく魅力的になるようにボタンを使ってバッグを装飾します。
この活動でたいへんだったことは、いくつかの素材の質が非常に悪く、ここから何を作れるか考えるのに時間を要したことです。(この課題は、カーペットを生産することによって解決しました。)
また、リサイクルして何かを作るには、細かく丁寧な作業が必要でした。
今後はさらに新しいアイデアを提案しあい、彼女たちと多くの時間を過ごすことで、難民女性を元気づけようと考えています。
2回に渡ってバザーを行いました。最近では2016年5月に開催し、リサイクルされた商品をお手頃価格で売ると同時に、難民の女性たちが安心して交流できる場を提供できました。
彼女たちは、何を生産し何を売るかといった意思決定プロセスに参加する機会を得て、バザー開催に向けて協力し、バザーに来たお客さんとお話することができました。特に、女性たちが社会的スキルを伸ばしている様子を見ることができ、私は嬉しく思いました。
エクラス・サケール
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シリア難民キャンプに暮らすモハメッドさんは、シリアを想った詩を書き続けています。帰りたくても帰れない、懐かしい故郷を想った詩。「そっと瞳を閉じて穏やかな夢をみたい」そんな穏やかな言葉の中に、表現される悲しみや、郷愁をぜひ感じてください。
(日本語版は、Youtubeの設定(歯車マーク)→字幕→日本語を選択してください)
6月初めにヨルダンでラマダン(断食月)が始まりました。
ラマダン中、イスラム教徒は、日の出から日没まで水や食事を取らずに過ごします。人によりますが、唾も飲み込まない人もいます。
日没後に最初に取る食事のことを「イフタール」と呼びます。今年は、マフラック県ザアタリ難民キャンプで働くチーム、アンマン事務所で働くホストコミュニティのチーム、総務会計のチーム全員が、合同でイフタールを取ることになりました。
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ザータリ難民キャンプで暮らすHamzeh Husseinさん、22歳。生まれつき足が不自由でシリアに居る時はふさぎごみがちだったといいます。紛争で大親友だったいとこを亡くし、キャンプに避難してきた彼の心には、大きな変化がありました。このストーリーは今やザータリ難民キャンプで有名人となった彼と彼の劇団のお話です。
(日本語版は、Youtubeの設定(歯車マーク)→字幕→日本語を選択してください)
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