シリア難民支援速報

【映像プロジェクト】No.14 Farah

2016.10.31

 

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U-17サッカー日本女子代表との交流会

2016.10.24

10月19日水曜日の午後4時、アンマンの公立女子中等学校のサッカークラブに所属する11名を含む女子生徒16名を載せたチャーターバスが、アンマン国際スタジアムを目指して出発しました。この日、午後5時からヨルダンが主催するワールドカップに参加中のU-17(17 歳以下)サッカー日本女子代表選手たちと交流をする機会に恵まれたのです。

「リトルなでしこ」たちは、この交流会の2日前に準決勝でスペインに圧勝し、21日の決勝に向けてトレーニングに励でいる中、貴重な時間を割いてトレーニング会場での交流会を快諾してくれました。

20161024_JD_トレーニング1【地元の女子学生混合チームで行われたミニゲームの様子】

トレーニング終了後、地元学校の女子生徒との交流会が始まりました。現在、当団体はユニセフとシリア難民生徒を受け入れている全国の公立学校を対象にした水・衛生の支援事業を実施しています。この学校はその支援対象校の一つです。偶然にも、日本代表の女子選手たちが準決勝の試合をしたアンマン旧市街にあるスタジアム傍の学校です。ヨルダンの公立女子学校では非常に珍しく、学校にサッカークラブがあります。所属メンバーは日本代表選手とほぼ同い年の15-16歳の女の子たちで、シリア人難民の生徒もクラブ活動に参加しています。

20161024_JD_みんな同じ年2【みんな同じ年のサッカー仲間です!】

幸いアンマンの帰宅ラッシュ渋滞を避け、スタジアムに若干早く到着したため、日本代表選手のトレーニング風景を見ることが出来ました。5時になると、リトルなでしこたちと地元の女子生徒が一列に並んで簡単な挨拶を交わした後、両者混合の4チームに分かれ、ボールを使ったミニゲームが開始しました。30 分くらいピッチ内を一緒に走って、交流会の前半が終了です。この時にはすでに言葉の壁を超えて女の子たちは完全に打ち解けていて、共に笑い、ハイタッチをしたりしていました。

20161024_JD_ダンスの練習3【真剣にダンスの練習中です】

数分の休憩の間に音楽が鳴りだして、地元の女子生徒がダンスを踊り始めました。ヨルダンやシリア等の中近東諸国で良く知られた伝統的な踊りの「ダプカ」です。ダプカは、「踏む」「蹴る」「足元で打つ」という意味で、手や腕の動きはほとんどなく、足だけでステップを踏むラインダンスです。日本代表選手の手を繋いで、一番右にいる女子生徒がステップを誘導します。日本代表選手は、サッカーのボールさばきが抜群なためか、ダンスの足さばきも見事なもので、すぐに足ステップを覚えてしまい、笑顔で地元の女子生徒と楽しそうに踊っていました。

20161024_JD_記念撮影【仲間同士で記念撮影】

あっという間に1時間弱の交流会が過ぎてしまいましたが、選手や地元の女子生徒たちの楽しんでいる様子が見て取れました。最後は名残惜しそうに、バスに戻るまで一緒に写真を撮ったりしていました。

JFA.jp(日本サッカー協会)のニュースにも交流会のことが紹介されています。

アンマン事務所ホストコミュニティ事業担当
シニア・プログラムオフィサー 荒木名穂子

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ザータリ難民キャンプの文化

2016.10.20

10月5日に、美術工芸センター(Arts and Crafts Center) がオープンしました。
キャンプの第2区にある、International Relief and DevelopmentというNGOの敷地内に設置された同センターのオープニングセレモニーを飾るため、JENも手作りアイテムを展示しました。

キャンプ内の美術工芸センター
20161020_Arts and Crafts Center_1.jpg1020_Arts and Crafts Center_2.jpg
古着をバッグやカーペット、子ども服に作り替えたり、またプラスチック袋をポシェットに、あるいは使用済みの紙を部屋の装飾品にしたものや、キャンプにある使用済みの材料を使い、より価値のあるアイテムを生み出そうと試みているアップサイクリング・プロジェクトに参加している女性たちのアイテムを並べました。

(アップサイクリング・プロジェクトの詳細はこちらから)

JENのコーナー

20161020_JENの手作りアイテム3.jpg

展示品のほとんどがリサイクルアイテムであるにも関わらず、見事な出来栄えのものも多く、とても感動します。

ぺトラ遺跡の建造物
2016_1020ぺトラ遺跡の建造物4.jpg

また、絵画の多くは、シリアの景色であったり、紛争の悲しみを表現しているものが多く、芸術を通して強い想いを届けようとするアーティストの心が見えました。

ザータリ難民キャンプにも文化が生まれているようです。

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【映像プロジェクト】No.13 Good Morning

2016.10.19

 

映像と音楽だけでお届けします。ザータリキャンプの朝の風景を是非ごらんください。

 

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ザータリキャンプの転換期

2016.10.06

ザータリキャンプがシリア難民を受け入れるために設立されてから4年以上が経ちました。
キャンプは、更地に住居用の仮設テントを10~20ほど設置した状態からスタートしました。今や、学校、病院、警察所、スーパー、商店街、娯楽施設、コミュニティセンター、上下水道施設などを含んだ社会インフラが構築され、約8万人が住む小さな都市と化したのがザータリ難民キャンプです。8万人もいれば、それぞれの難民やその家族が多様な生活を送っていることは想像に難くないと思います。

親戚同士3、4世帯で固まって助け合っている家庭もあれば、離婚したことをご近所に噂され居心地を悪く感じながらも、小さな子どもたちと静かに暮らす母子家庭もあります。

写真の男性は、息子家族3世帯と共に暮らしています。敷地内に仮設住宅を4つ並べ、広い中庭を持っています。中庭では1種類以上の作物を育て、アヒルや鶏も飼っています。
20161006_JD_01_A man in the garden20161006_JD_02_Two ducks in the garden
こちらの女性の息子は精神障害をもっているとのことです。彼女の息子はキャンプ外のトマト畑で仕事をしているために、彼女は日中も夜もほとんど独り住居内で過ごすと言います。また彼女は足が悪いために、トイレを利用するのにとても苦労するそうです。
20161006_JD_03_A lady in the camp20161006_JD_04_toilet

シリア難民の命をつなぐ、生きるためにあるべき必要最低限の緊急支援を提供すべき時期は過ぎました。今後の支援は、より長い目で見ていかなくてはなりません。身体的・精神的障害をもった方々、身寄りのない一人暮らしの若者やお年寄り、夫と離婚あるいは死別した女性の家庭、介護が必要な両親や子供のいる家庭などそれぞれの立場が違います。弱い立場にある住民の生活レベルを改善するためには、どうすれば良いか考えていく必要があります。

また、このような課題への取り組みと共に、より暮らしやすいコミュニティにするための社会インフラの更なる構築を、国際支援団体のみならず、現地政府機関および企業と共に取り組んでいく。そのような試みをする時期にザータリキャンプは突入しています。

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