ヨルダンでの活動終了報告

アンマン県にて建設中であったムスタナダ女子中学校の教室増築および修繕工事が完了し、７月１７日に教育省へ引渡しを行いました。これを以て、ヨルダンでの全事業が完了し、ジェン　アンマン事務所の活動を終了しました。

修繕した教室

増築した教室の建物

アンマン事務所は２００３年にイラク事業を支援する拠点として開設され、２０１２年からはヨルダンのザータリ難民キャンプおよびホストコミュニティ（難民キャンプ以外の現地難民受け入れコミュニティ）において、シリアから避難してきた人びとへの緊急支援に従事してきました。
ザータリ難民キャンプでは、水衛生環境の整備とコミュニティ強化、衛生促進活動およびメディア制作を通じた若者のエンパワメント事業を実施しました。また、ホストコミュニティでは、シリア児童を受け入れている公立学校における水衛生環境改善のための設備修繕・増築および衛生教育を実施しました。ジェンは６年間のシリア難民への支援活動で、シリア危機が長期化する中、ヨルダンにおけるシリア難民たちが少しでも人間らしい生活ができるよう努力を続けてきました。シリアから逃れてきた人々はいつ自国へ戻れるか、目途がつかない状況ですが、一人でも多くの人がジェンの活動を通してつかんだ、自立の一歩を踏み出してくれることを切に願っています。
１５年間に亘り、アンマン事務所で活動ができたのは地元やイラク出身のジェンの職員やシリア難民のボランティアの粉骨砕身の貢献のおかげです。
そして皆様のご支援があったからこそ続けることができました。
長期にわたりご支援いただき、本当にありがとうございました。

ホストコミュニティチーム＠アンマン事務所