ごあいさつ
2008年05月11日 18:06 | パーマリンク | 1 Comments | 竹川 美奈子
私が両親にいちばん感謝しているのは、子供時代に「本とレコードを買うこと、そして、映画を観るためなら、お金を使ってもいいよ」と言われたことです(その代わり、他のモノはあまり買ってくれませんでしたが・・・)。田舎に住んでいたので、感動する映画はそれほど観られませんでしたが、本は大好きだったので、図書館で借りたり、自分で買ったりして、小説やミステリー、心理学などなど、さまざまなジャンルの本を読むことができました。
けれど、世界を見渡すと本を読んだり、音楽を聴いたりするもっと前に、お腹も満たしたり、教育を受けたりするための環境から整えなくてはいけない地域がたくさんあります。人もたくさんいます。そのためには、先立つもの(=資金)が必要です。
ついつい忘れがちですが、美味しいものを食べて、好きな仕事ができることには感謝しなくてはいけないと改めて思います。そして、それができるのもたくさんの方の協力があってこそ。大好きな本を通して、微力ながらそうした環境づくりのお手伝いできることはとても喜ばしいことです。「自分のため」だけでなく、「人のため」にお金を手放すことで、少しだけお金の執着から解放される気もしますし、お金を投じることで人が育っていくという点では投資と少し似ている気もします。個人では難しいこうした活動を「Chabo!」を通して広げていけるといいな、と思っています。そして、「Chabo!(チャボ)」が継続していくためにも、真摯に執筆にあたらなくてはいけないと考えています。
Chabo!(チャボ)での具体的な活動について
『投資信託にだまされるな! 本当に正しい投信の使い方』(07年4月、ダイヤモンド社)、『投資信託にだまれるな! Q&A 投信の疑問・解決編』(07年12月、ダイヤモンド社)の08年6月の売上分より著者印税の20%をChabo!基金に寄付いたします。
また、今後の新刊についても順次対応する予定です。