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活動内容

1.イラクの基本情報

(1)概要 

国名 イラク共和国 地図はこちら
国名(英語表記) Republic of Iraq
首都 バグダッド
人口 2,750万人
面積 43.8万km2(日本の1.2倍)
人種・民族

アラブ人、クルド人

言語 公用語はアラビア語
宗教

イスラム教95%(シーア派60〜65%・スンニ派32〜37%)、キリスト教他3%

出典:財団法人 国際金融情報センター
2007.7現在

(2)紛争の状況・ニーズ

イラク攻撃と急激な情勢の悪化

2003年3月の米英によるイラク攻撃で始まったイラク戦争、そしてそれ以降の情勢悪化に伴い、イラク国内の経済・社会基盤は破壊・略奪され、人々の生活レベルは著しく後退しました。また、戦後も各地で日常的に爆弾テロなどが行われ、一般市民の日々の身の安全も脅かされている状況です。こうした情勢の不安定は、戦後復興を遅らせており、水や電気、教育や保健サービスなどが不十分で人々は不自由な生活を余儀なくされているままです。

こうした状況の中、人道支援の観点からは上下水や電気、教育や保健分野などの分野での支援の必要性が指摘されています。具体的な支援としては各種施設の修復・建設や物品の配布などがあげられます。

2.イラクでの活動

(1)JENの活動方針

取り残されがちな人や地域に目を向けた、ニーズに即した支援の実施

JENは「取り残されがちな人や地域に目を向け、ニーズに即した支援を行う」というポリシーのもと、2003年5月からイラクの人々への支援を開始しました。イラク・ヨルダン国境の難民キャンプでの緊急医療支援や、社会的に弱い立場に置かれがちな子どもたちへの支援として、バグダッド市内の貧困地区での学校修復事業を行っています。

(2)現在のプロジェクト

バグダッド市内の小・中学校修復事業

湾岸戦争やその後の経済制裁を経て、多くの学校の設備が老朽化しているにも関わらず、予算不足のため修復されずに放置されていました。今回のイラク戦争でも、空爆や爆弾の被害にあい、その後の略奪を受けてさらに学校環境が悪化しました。特に、貧困地域の小学校は、安全で衛生的な学習環境からはほど遠いのが現状です。
JENは、2003年8月から、様々なパートナー機関との協力の下、バグダッド市内の、特に貧困状態にある地区を中心に小・中学校の修復事業を実施しています。トイレや水道などの水周り設備の修復・再設置に重点を置きつつ、子どもたちが安全で衛生的な学校環境で学べるように、イラクの教育省・ユニセフと協調しながら学校を修復しています。また、修復後も学校の維持管理がきちんとなされるように、掃除用具の配布や生徒による掃除の推進などもサポートしています。

(3)これまでのプロジェクト

国境医療支援事業

米英イラク攻撃により、ヨルダン国境にイラクからの難民が避難し、住居や食料、医療サービスの確保が緊急に必要となりました。 JENは、2003年6月から8月まで、BHNテレコム支援協議会と共に、ヨルダン国境緩衝地帯とルワシッド郊外にある2つの難民キャンプにて医療支援を実施しました。各キャンプに診療所を設置し、述べ4,340人の診察と衛生教育を実施しました。

バグダッド市内の下水設備の修復事業

バグダッドの下水システムは、学校同様、経済制裁による財政悪化に伴う設備やその維持管理不足で深刻な状況になっています。施設の不備により大量の下水が排水と共に、空き地などに溜まり、その付近を子供たちが遊ぶこともあるため、住民の健康被害を引き起こす恐れがあります。また、雨が降る冬には、道路一面に下水・排水が溜まり、人も車も通過できない状態になる地区もあります。
こうした状況の中、 2004年8月からJENは下水システムの中でもポンプ設備の修復を行い、市内に下水が溜まるのを防ぎ、人々の衛生環境改善に貢献しました。